太宰ゆかりの地 「津軽」を歩く

日数
1泊2日
主な交通手段
シーズン
通年

「斜陽」をはじめ多くの作品を残した太宰治のゆかりの地を巡るコースです。

Start
1日目
新青森駅から車で約45分

芦野公園

満開の桜のトンネルをローカル鉄道が走り抜ける

作家・太宰治がよく遊んだ場所として知られている「芦野公園」は、「日本のさくら名所100選」にも選ばれており、約80万平方メートルの広大な園地には、春になると約1500本の桜が咲き誇ります。とくに桜は津軽半島でも屈指と言われ、毎年4月29日から5月7日に行われる桜まつりはたくさんの人で賑わいます。


一番の見どころは桜のトンネルをローカル鉄道が走るところ。公園内に津軽鉄道が走り、昔ながらの小さな駅舎やのどかな風景が、訪れる人々を一段と楽しませてくれます。満開の桜の中、津軽鉄道「走れメロス号」が走り抜ける様は、絵になると評判です。


園内には、児童動物園やオートキャンプ場などもあり、地域の人々の行楽地として親しまれています。

住所
五所川原市
電話番号
0173-38-1515

喫茶店「駅舎」(昼食)

小説「津軽」にも登場する赤い屋根の「駅舎」

「金木町長が東京からの帰り上野で芦野公園の切符を求め、(略)駅員に三十分も調べさせ、とうとう芦野公園の切符をせしめた・・・」(小説「津軽」より)太宰治の小説「津軽」にも登場する情緒あふれる駅舎です。現在は喫茶店「駅舎」となっています。実際に芦野公園駅としてつかわれていたため、店内には裸電球や電話、プラットホームに続く階段など当時の面影が沢山残っています。2014年12月に国登録有形文化財に登録されました。

住所
五所川原市金木町芦野84-171
電話番号
0173-52-3398
営業時間
10:00~17:00
ランチ     11:00~14:00
ラストオーダー 16:30
休業日
水曜日
車で約5分

太宰治疎開の家(旧津島家新座敷)

戦禍を逃れ身を寄せた新座敷 太宰が過ごした時間を共に。

太宰の長兄・文治が1922年(大正11年)の結婚を機に新築し、津島家では新座敷と呼ばれていました。1945年(昭和20年)7月末から1946年(昭和21年)11月12日まで太宰が東京・甲府の戦禍から逃れ、妻子を連れ故郷に身を寄せた場所とされています。太宰は、新座敷に暮らしていた1年4ヶ月の間に23もの作品を書き上げており、文豪デビュー後に居宅としていた建物では唯一現存する邸宅です。

住所
五所川原市金木町朝日山317-9
電話番号
0173-52-3063
営業時間
9:00~17:00
休業日
第1、第3水曜日
徒歩で約5分

太宰治記念館「斜陽館」

文豪太宰治氏の生家 建築としても見ごたえあり

「斜陽」をはじめ、多くの名作を残した文豪「太宰治」。その父親で大地主だった津島源右衛門が明治40年(1907年)に建てたものが現在の太宰治記念館「斜陽館」となっています。


蔵を利用した資料展示室には、太宰が生前着用していたマントや執筆用具、直筆原稿、書簡などのほか、初版本や外国語の翻訳本などの貴重な資料があり、全国から多くのファンが集まります。


約680坪(約2200平方メートル)もの広大な敷地に、米蔵にいたるまで青森ヒバ(ヒノキ)を使って建てられているの豪邸は、東北豪商の館としても見ごたえがあります。明治時代に建てられた貴重な木造建築であり、近代和風住宅の代表例として2004年に国の重要文化財に指定されています。

住所
五所川原市金木町朝日山412-1
電話番号
0173-53-2020
営業時間
9:00~17:00(最終入館16:30)
休業日
12月29日
徒歩で約5分

雲祥寺

太宰治の生家「斜陽館」から近いということもあり、太宰が幼少時、子守りのタケに連れられてよく行ったのがこの雲祥寺。地獄絵の掛け軸に描かれている様々な鬼が死後にその人の一生のうちの悪事を裁き罰を与えると言われています。太宰に限らず子供たちが、このように親からしつけを受ける光景は今も変わりません。また、平成20年9月5日には太宰治の記念碑が建立され、碑には小説「思ひ出」に登場する「後生車」という車輪型の輪が3個付いており、小説「津軽」に記されている「汝を愛し汝を憎む」が刻み込まれています。

住所
五所川原市金木町朝日山433
電話番号
0173-53-2074
車で約20分、五所川原市内に宿泊
2日目
車で約1時間15分

太宰の宿 ふかうら文学館

太宰治が宿泊した旧秋田屋旅館を改築したもので、ほっとしたくつろぎの中で、文学的な雰囲気に浸ることが出来ます。

住所
西津軽郡深浦町深浦浜町134
電話番号
0173-84-1070
営業時間
8:30~17:00(2F展示室は9:00~16:00)
休業日
・月曜日
・年末年始
車で約5分

円覚寺

平安時代に坂上田村麻呂が建立したとされる古刹。本尊は聖徳太子の作と伝えられる十一面観音。船人の信仰を集め、海上安全の祈願寺として、たくさんの船絵馬が残されています。日本遺産「北前船」寄港地としても深く関わりがあります。

住所
西津軽郡深浦町深浦浜町275
電話番号
0173-74-2029
営業時間
8:00~17:00(12~3月は8:00~16:00)
車で約25分

千畳敷海岸

広大な岩棚に映える夕陽の名所

その昔、殿様が千畳の畳を敷き酒宴を催したといわれる岩棚が広大に続く「千畳敷海岸」。恵比寿岩、かぶと岩などと名づけられた奇岩が海岸線に続く様は圧巻です。他の星に降り立ったかのような不思議な気持ちにさせられる光景です。夕暮れ時には夕陽をバックにした独特な形の岩がシルエットに。夕陽の名所としても名高く、「日本の夕陽百選」にも選ばれています。


「日本の水浴場55選」にも選ばれており、夏場は海水浴とキャンプで大人気のスポット。近くに焼きイカを売っているお店もあり、たくさんのイカがカーテンのように干されたユニークな風景が見られます。


千畳敷海岸は五能線の快速「リゾートしらかみ」の千畳敷駅から道路を渡ってすぐのところにあります。ここは駅舎も壁もない無人駅。観光客が散策できるよう15分ほど停車してくれる電車もあるので、時刻表を要チェック!

住所
西津軽郡深浦町北金ケ沢
電話番号
0173-74-4412
営業時間
◆海水浴場開設期間
7月中旬~8月下旬
※天候等により変更になる場合があります。
※監視員がいます。

◆施設
トイレ・身障者用トイレ・食堂・天然海水プール
車で約20分

海の駅わんど(昼食)

1階では、新鮮な農産物や果物、お土産などが販売され、新鮮な海鮮丼が食べられる食堂や白神山地の水で淹れたコーヒーが味わえるお店、無料休憩所も併設されています。


2階には、鯵ヶ沢相撲館~舞の海ふるさと桟敷~があり、鰺ヶ沢町出身の元小結・舞の海や元関脇・綾川など、大相撲の歴史がよくわかるパネルやビデオの放映、化粧回しや貴重なトロフィーなどが展示されています。

住所
西津軽郡鰺ヶ沢町大字本町246-4
電話番号
0173-72-6661
営業時間
1階 9:00~17:00(12月31日は15:00閉館)
2階 9:00~16:00(12月31日は15:00閉館)
休業日
1月1日~1月3日(そのほか臨時休館日あり)
車で約1時間15分、新青森駅へ
Goal

このページを見ている人は、
こんなページも見ています

津軽鉄道ストーブ列車と立佞武多の館
津軽鉄道ストーブ列車と立佞武多の館
more
弘前の「冬に咲くさくら」を見に行こう!
弘前の「冬に咲くさくら」を見に行こう!
more
フォトジェニックな弘前散歩
フォトジェニックな弘前散歩
more
冬限定!青森の食を堪能しよう~南部エリア~
冬限定!青森の食を堪能しよう~南部エリア~
more
五能線の旅~日本海の絶景とグルメでパワーチャージ!~
五能線の旅~日本海の絶景とグルメでパワーチャージ!~
more
「八甲田・奥入瀬渓流・十和田湖」満喫コース
「八甲田・奥入瀬渓流・十和田湖」満喫コース
more
下北半島パワースポット巡り
下北半島パワースポット巡り
more
津軽半島の絶景を巡るドライブコース
津軽半島の絶景を巡るドライブコース
more
鰺ヶ沢で青森のスキーと温泉を満喫しよう♪
鰺ヶ沢で青森のスキーと温泉を満喫しよう♪
more
津軽半島ぐるっと一周コース
津軽半島ぐるっと一周コース
more
ページトップへ