円覚寺
えんがくじ
伝説と信仰が息づく深浦の古刹
平安時代、征夷大将軍・坂上田村麻呂が建立したと伝えられる古刹、円覚寺。本尊は聖徳太子作とされる十一面観音で、古くから船人の信仰を集め、海上安全の祈願寺として親しまれてきました。
深浦湊が北前船の風待ち湊として栄えると、多くの商人や船乗りが参拝し、海上安全や商売繁盛を願いました。特に深浦沖合いで時化に遭った船乗りが、観音様に救いを求めたところ、境内地に立つ龍燈の大杉の梢より一条の光が放たれ、船を陸地に導いたという伝説があります。船乗りはそのお礼としてチョンマゲを奉納し、その歴史的遺品は現在、国の重要有形民俗文化財として寺宝館で公開されています。
また、円覚寺は平泉の鎮守府将軍・藤原基衡や津軽藩歴代藩主の庇護を受け、歴史的にも深い由緒を誇ります。北前船の寄港地としても関わりが深く、歴史と信仰が息づく場所です。
基本情報
- 住所
- 青森県西津軽郡深浦町深浦浜町275
- 問い合わせ先
- 春光山 円覚寺
- 電話番号
- 0173-74-2029
- 営業時間
- 8:00~17:00(12~3月は8:00~16:00)
- 料金
- 大人:500円
高校生:250円
小中学生:100円
団体(20名以上):大人 400円 / 高校生 150円 / 小中学生 50円 - アクセス
- ・JR五能線深浦駅から徒歩約20分
・東北自動車道浪岡ICから車で約90分 - 駐車場
- 普通車5台
- ウェブサイト
- 公式サイト



































