海峡でつながる物語

海の路、陸の路がつながって。
心おどる旅に出る。

海峡でつながる物語

津軽海峡を結ぶ世界最長の海底トンネル「青函トンネル」を通って、2016年3月26日に「北海道新幹線(新青森駅・新函館北斗駅)」が開業しました。


津軽海峡をはさんで古くから人やモノが行き交った青森県と北海道では、良く似た文化もありながら、青森にはまだまだ手つかずの自然や、素朴な生活文化が息づいています。
特に、青森県のなかでも、まさかりの形をした本州最北端の下北半島や津軽半島は、これを食べずには青森を語れないディープな「食」や、個性的な「温泉」、心震える「絶景ポイント」の宝庫!


半島をぐるりと周遊しながら、人と人の心つながる温かい旅にでかけてみませんか。

電車でガタンゴトン。船でゆら~り。海と陸のみちで、青森を巡る。

北海道の函館市から青森県の大間町までは、「津軽海峡フェリー大函丸」で約90分。夏場には、大間に船が到着する時間に合わせて、まちおこしグループ「あおぞら組」が、「よぐ来たの~!(ようこそ、いらっしゃいました)」と、大漁旗を振って観光客をお出迎えしてくれます。マグロで有名な大間を出発点に、半島を巡る旅のスタートです。

下北半島や津軽半島エリアには、船、電車、バスなど、旅をさらにおもしろくしてくれる、海と陸のさまざまな交通ルートがあります。


夏には、船に乗って絶景の仏ケ浦を海側から眺めたり、船上からイルカのジャンプをウォッチング。津軽半島を走る津軽鉄道は、風鈴列車、鈴虫列車、ストーブ列車など、ほかでは味わえない楽しい企画もたくさん。さまざまな乗り物に乗って地元の人と交流したり、ありのままの生活文化にふれるおもしろさ。乗り物を組み合わせれば、旅の楽しさが何倍にもふくらみ、きっと忘れられない旅になるはず!


本州最北端の新幹線駅「奥津軽いまべつ駅」は、津軽半島周遊の拠点として、また北海道からの玄関口として北海道新幹線の開通とともに開業した駅。ここから、さらに八戸方面へ。あるいは、弘前方面へ。青森の魅力に出会うため、旅はゆっくりと続いてゆきます。

わざわざ食べに行く価値あり!
これを食べずに青森を語れない、旬の味と絶品料理

黒いダイヤとも呼ばれ、豪快な一本釣りで知られる全国のトップブランド「大間マグロ」。生きたまま水揚げされる「風間浦鮟鱇」、プリプリの食感が楽しめる「横浜なまこ」。いずれも、旬の時期に合わせて、それを食べるためだけに訪ねる価値がある逸品ぞろいです。


また、このエリアは、隠れたラーメンの聖地。フノリやモズクなどの海藻、イカスミを練りこんだ麺を使ったラーメンや、マグロの頭でだしをとり、マグロチャーシューをトッピングしたマグロラーメン、しじみラーメンなど、ここでしか味わえないご当地ラーメンがズラリとそろっています。

「なにもない」という、究極の贅沢。
温泉から眺める森、川、海が心と体を癒やしてくれる。

青森県には1000を超える源泉があり、温泉地数全国第5位、総湧出量(単位:L/分)全国第4位の国内有数の温泉王国(平成31年3月末現在 青森県庁HPより)。


なかでも、このエリアには、開湯400年以上の「薬研温泉」や、白濁の湯「下風呂温泉」など、個性派ぞろいの温泉がたくさん。渓流沿いの野趣あふれる薬研温泉は、新緑のシャワー、燃えるような紅葉、雪景色と、温泉から眺める圧倒的な自然美に心奪われます。下北半島の湯めぐりを楽しむのもおすすめです。

言葉を忘れて酔いしれる、絶景スポット

神秘的な岩が連なる「仏ケ浦」、日本三大霊場の「恐山」、日本でここにしかない「国道339号 階段国道」など、数え切れないほどの絶景ポイントがあります。また、春になると黄色いじゅうたんのようにあたりを覆いつくす横浜町の菜の花畑や、津軽鉄道の車窓に広がる春夏秋冬の田園風景など、心揺さぶる美しい光景にも出会うことができます。

左:恐山霊場 右:龍飛崎

古いものと新しいものが交差し、新たな魅力を放つ北の都・青森

青森市にある「特別史跡 三内丸山遺跡」は、今から約5500~4000年前の縄文集落跡。その規模は日本最大級を誇り、歴史浪漫を秘めた壮大なタイムカプセルです。膨大な出土品のなかには、黒曜石など北海道との交易をうかがわせるものも多く、古くから海峡をはさんで人や文化が行き交っていたことを物語っています。

また、弘前では、藩政時代からの神社仏閣などに代表される歴史文化遺産と、ハイカラモダンな洋館が街並みに調和し、街歩きが楽しくなるスポットがいっぱい。古くから手仕事もさかんで、津軽塗りや農民の生活のなかから生まれたこぎん刺し、オンリーワンの技術で欧米でも大人気のブナコなど、歴史と伝統、そして風土に育まれた工芸品が息づいています。

良質な米と水、そして、ものづくり精神が継承されている青森では、古くから日本酒づくりもさかんです。酒蔵見学に出かけて利き酒を楽しんだり、日本酒に合う旬の料理を味わうのも青森旅の醍醐味です。


鳴海醸造店 酒蔵見学
安東水軍 酒蔵見学
地酒「菊駒」「如空」(菊駒酒造)
地酒「じょっぱり」(六花酒造)
地酒「駒泉」(盛田庄兵衛)

このページを見ている人は、
こんなページも見ています

神秘の十和田湖と、八甲田
more
青森冬物語
more
満腹!八戸の絶品海の幸を食べ尽くそう
more
ページトップへ