奥津軽の荒々しい風と、津軽海峡の絶景に感動【サイクリングコース】
- 日数
- 約5時間
- 主な交通手段
- 自転車
- シーズン
- 春・夏・秋
今別町といえば「荒馬まつり」だろう。夏の終わりに豊作を喜ぶ祭りとして行われる神事で、男女がペアになって激しく踊り合うという珍しい祭りがある。2016年には北海道新幹線が開業し、「奥津軽いまべつ駅」が完成した。スタートはこの駅から。まずは津軽半島の最北「龍飛崎」をめざす。途中出現する、日本で唯一の「階段国道」339号線を登りきったら、風の岬・龍飛崎へ到着。まさに龍が飛んでいるが如くの強い風をかき分ければ、津軽海峡の美しい絶景。展望台からは津軽海峡と遠く北海道までもが見渡せる。帰路は松前街道を。ゴール地点の蟹田駅まで約73kmの道のりを疾走しよう。
Course Guide
| 走行距離 | 73km
| 獲得標高 | 643m
| 最大標高差 | 595m
| 所要時間 | 約5時間
| コースタイプ | 片道
| スタート | 奥津軽いまべつ駅
| ゴール | 蟹田駅
このコースの詳細については、こちらのサイトからご確認いただけます。
奥津軽いまべつ駅~竜飛崎
01/2016年に北海道新幹線奥津軽いまべつ駅が完成。
02/山を背景に立ち並ぶ民家も自転車のスピードで見れば面白い。
03/風力発電の羽を利用した町看板が印象的。
龍飛崎
津軽半島の最北端!「津軽海峡冬景色」で有名な風の岬
津軽半島の最北端にあり、津軽海峡に突き出た岬。西は日本海、北は津軽海峡、さらに東は陸奥湾と三方を海に囲まれ、強い海風が吹くところから「風の岬」という異名がつけられています。
突端には津軽海峡のシンボルでもある白亜円形の龍飛埼灯台(たっぴさきとうだい)があります。「日本の灯台50選」に選ばれた灯台で、天気の良い日には津軽海峡を挟んだ北海道の松前半島や函館山が見えることも。
また、灯台周辺の「碑の丘」の近くには、石川さゆりのヒット曲「津軽海峡・冬景色」の歌謡碑があり、ボタンを押すと曲が流れ、津軽半島の最北端から津軽海峡を渡ってさらに北へ帰る人々に想いを馳せることができます。
2頭の龍が鎮座する『龍見橋』(太宰の道)や、太宰治文学碑・吉田松陰碑など数々の石碑、津軽要塞重砲兵聯隊竜飛砲台跡など、周囲には見どころも多数あります。
国道でありながら日本で唯一車の往来ができない「階段国道」もそのひとつ。全長388.2m、標高差70m、362段のこの道は元は唯一の生活用道路でしたが、国道に昇格した際に整備され、今では観光スポットとして人気。階段国道を上り始める前に、記念の1枚を写真に収めましょう!
龍飛崎は津軽半島北部から秋田県境にかけての沿岸地域に広がる津軽国定公園の一部。世界自然遺産白神山地の一部である白神岳や青池を含む十二湖、ニッコウキスゲが咲き誇るベンセ湿原、津軽富士と呼ばれる岩木山など、美しく多彩な大自然の絶景を巡るドライブ旅もおすすめです。
津軽国定公園 袰月海岸高野崎
津軽半島随一の景勝地 どこまでも透き通る青い海を望もう
津軽国定公園に指定されている「袰月海岸高野崎」は、北に北海道、西に龍飛崎、東に下北半島が一望できる絶景の地です。
岬の先端には赤と白の灯台があり、その先を下っていくと岩場と岩場をつなぐ「潮騒橋」と「渚橋」という2本の赤い橋が。このふたつの橋を歩いて渡ると先端の岩場まで行くことができ、そこから見る景色はまさに絶景。潮風に吹かれながらどこまでも広く青い海を望めます。
夏は磯遊びや釣りなども楽しめるとあって家族連れにも人気。キャンプ場もあり、100張りもできる広々としたテントサイト、温水シャワー(有料)、屋根付きの炊事場も完備されています。
お食事処 信光丸(展望いさりび)では、津軽海峡本マグロや新鮮な魚介類がたっぷりのった「海峡いさりび丼」を食べることができます。(要予約:2名より)
また、5月末~8月末までは津軽海峡の天然の岩ガキも食べることができます。
どこまでも続く広い海、心地よい潮風、そして夕焼けも美しい袰月海岸高野崎。夜はイカ釣り船の漁火で輝きます。