五能線の旅~日本海の絶景とグルメでパワーチャージ!~
- 日数
- 1泊2日
- 主な交通手段
- 電車・バス
- シーズン
- 春・夏・秋
秋田県と青森県をつなぐJR五能線リゾートしらかみは日本海の絶景を楽しめるローカル列車。
車内のおもてなしやイベントを楽しみながら、沿線の観光スポットを巡るコースです。
五能線(リゾートしらかみ)
絶景に逢いに行く~リゾートしらかみ
五所川原と能代を結ぶ五能線は、日本海沿岸を走る風光明媚な景色を楽しめる列車です。「リゾートしらかみ」は大きな窓から眺める車窓の景色や、津軽三味線生演奏などの車内イベントが楽しめる列車として人気です。青森駅~秋田駅発着、全車指定席。
千畳敷海岸
広大な岩棚に映える夕陽の名所
その昔、殿様が千畳の畳を敷き酒宴を催したといわれる岩棚が広大に続く「千畳敷海岸」。恵比寿岩、かぶと岩などと名づけられた奇岩が海岸線に続く様は圧巻です。他の星に降り立ったかのような不思議な気持ちにさせられる光景です。夕暮れ時には夕陽をバックにした独特な形の岩がシルエットに。夕陽の名所としても名高く、「日本の夕陽百選」にも選ばれています。
「日本の水浴場55選」にも選ばれており、夏場は海水浴とキャンプで大人気のスポット。近くに焼きイカを売っているお店もあり、たくさんのイカがカーテンのように干されたユニークな風景が見られます。
千畳敷海岸は五能線の快速「リゾートしらかみ」の千畳敷駅から道路を渡ってすぐのところにあります。ここは駅舎も壁もない無人駅。観光客が散策できるよう15分ほど停車してくれる電車もあるので、時刻表を要チェック!
十二湖
世界遺産・白神山地で見る、神秘的なブルーの湖沼
十二湖は、白神山地西部に位置するブナ林に囲まれた33の湖沼群の総称。1704年に発生した大地震による山崩れによってできたといわれており、崩山から眺めると12の湖沼が見えたことから十二湖と呼ばれるようになりました。
特に有名なのは鮮やかなコバルトブルーに輝く「青池」です。水中には朽ちたブナの大木が横わたり、池底に倒れた木が見えるほど透明でありながら、インクを流したようなハッキリとした青の湖面が神秘的です。同じように青色の湖水が美しい「沸壷の池」の湧水は「青森県の名水」にも選ばれています。散策の後は茶屋「十二湖庵」にて、名水「沸壺池の清水」で淹れたお茶をいただき、ひとやすみ。
他にも、白い岩肌の断崖が周囲の木々に映える「日本キャニオン」など素晴らしい景観が広がるエリア。十二湖エリアに入れるのは4月から11月。新緑や紅葉の季節はトレッキングに人気の時期です。12月から3月は十二湖へ続くゲートが閉鎖され、車が通行止めとなります。個人での散策はできませんが、ガイド同行ならOKなので、雪景色を楽しみたい人は問い合わせてみてください。
「十二湖の森」には、4つのおすすめセラピーロードが設定されているので、時間や体力にあわせて好きなコースぜひ歩いてみてください。
◆青池・沸壺の池コース:2.5時間
◆金山の池ショートコース:2.5時間
◆金山の池・糸畑の池ロングコース:4時間
◆王池のコース:2.5時間
黄金崎不老ふ死温泉
究極の開放感!海と一体化した、ひょうたん型の露天風呂
海と一体化した露天風呂に浸かるのは、他では体験できない開放感!一番のおすすめは日没の時間。目の前に広がる大空が少しずつ赤く染まっていき、真っ赤な夕陽が地平線にゆっくり沈んでいきます。湯に浸かりながらこの絶景を眺められるのは、究極に贅沢なシチュエーション。日帰り入浴はまだ日の高い午後4時までなので、この贅沢を堪能するにはぜひ宿泊を。近海で獲れた海の幸がたっぷりの夕食も楽しみのひとつです。
ひょうたん型の混浴露天風呂とは別に、丸い形の女性専用露天風呂もあります。男女それぞれの内湯もあわせて全部で4つのお風呂がありますが、もちろん全て源泉かけ流しの100%天然温泉です。
「不老不死温泉」の名は「ここで養生すれば、老いたり弱ったりしない」ということから命名されました。お湯の色は底が見えないほど濃い茶褐色。これは、温泉に含まれている鉄分が酸化したから。鉄分と塩分を豊富に含む茶褐色の湯は湯冷めしにくく、体を芯から温めてくれます。
ご当地グルメ「チキンボー」(鯵ヶ沢駅前「たこやき西海」)
愛され続ける鰺ヶ沢のソウルフード「チキンボー」
鰺ヶ沢駅を出ると正面に見えるお店「たこやき西海」。
こちらの看板メニューは「チキンボー」。串刺しにした鶏もも肉はパリッと揚げられていて、皮はサクサク、中はジューシー!塩コショウで程よい塩味が絶妙、さらにマヨネーズをかけて食べるとより美味しくなります。
発売から30年以上地元で愛され続ける「チキンボー」をぜひご賞味ください!