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感動が待っている下北半島

「てっぺん」は感動の宝庫。
下北半島を巡る旅。

感動が待っている下北半島

大自然が生んだ奇跡の秘境、魂を揺さぶられる絶景がここにある。

かつて、日本の秘境ともいわれた下北半島では、想像を超えるスケールのダイナミックな自然や、一度見たら忘れられない感動的な光景に出会うことができます。 神秘的な巨岩が連なる仏ケ浦は、気の遠くなるような年月をかけて自然がつくり出した荘厳な景色が広がり、国の天然記念物に指定されています。日本三大霊場に数えられている恐山は、一度は訪れてみたい最果ての霊場です。

左:仏ヶ浦 右:恐山霊場

また、寒風吹きすさぶ本州最北端の岬・尻屋崎では、太い足をしっかり大地に踏みしめて立つ「寒立馬」の姿を見ることができます。県の天然記念物に指定されており、小柄ながらも、がっしりとした野性味ある風貌で、雪原のなかに立つ姿は感動的です。春には出産の季節を迎え、可愛い仔馬の姿も見られます。

新緑や紅葉の季節におすすめなのは、川内川渓谷や薬研渓流の散策。いずれも遊歩道が整備され、豊かな森の香り、鳥や川のせせらぎに包まれながら五感で自然を堪能することができます。

横浜町は、平成26年産の菜の花作付面積は128ヘクタールと全国1位。毎年5月中旬には鮮やかな黄色いじゅうたんとなり街を彩り、「菜の花フェスティバル」が開催されます。
自然の荒々しさと神々しさ。そして、心癒される光景。動と静の魅力をとことん味わえるのが、下北半島の旅のおもしろさです。

美味半島・下北で、忘れられない味に出会う。

津軽海峡を回遊する天然本マグロを豪快に1本釣りすることで知られる、「大間マグロ」、生きたまま水揚げされる鮮度抜群の「風間浦鮟鱇」、肉厚で甘みたっぷりの活イカなど、下北半島は食の逸品ぞろい。「佐井定期観光」では、5月から7月末まで遊覧船利用者を対象にウニむき体験を実施しています。口のなかでとろける甘さと磯の香りは、現地ならではの味わいです。


また、1年のうち、年末の限られた時期しか漁を行わない「横浜なまこ」は、質の高さ、水揚げ量ともに全国屈指、幻の珍味です。横浜町のレストランでは、期間限定で「横浜なまこフェア」が行われ、道の駅などで販売も行っています。


「海峡サーモン」は、淡水魚で知られるニジマスを津軽海峡の外海で養殖したもので、引き締まった肉質と程よい脂の乗り、鮮やかな紅色が特徴です。


このほかにもまだまだたくさんありますが、どれをとっても、食のプロをうななせる超一級品ぞろい。これを味わうためだけに訪ねる価値がある、青森が世界に誇る味のオンパレードです。

森と渓流の「薬研温泉」、海岸沿いには珍しい硫黄泉「下風呂温泉」。

下北半島には、代表的な温泉が2つあります。ひとつは、大畑川の渓流沿い、青森ヒバの原生林に囲まれた「薬研温泉」。四季折々にまるで絵画のような美しさを見せる森と川のせせらぎが、極上の時間を演出してくれます。


さらに北に向かうと、津軽海峡を望む風間浦村に「下風呂温泉郷」があります。山と海にはさまれた場所に広がる温泉街には、3系統の硫黄泉の源泉があります。潮騒を聞きながら、のんびりつかる温泉は格別です。

年に一度だけ会える女神さま 東北地方で唯一の「天妃様行列」

大間町では、毎年7月の「海の日」に、漁業の安全や豊漁を祈願する「大漁祈願祭・天妃様行列」が行われます。大漁旗をひるがえした漁船が沖合いで安全祈願を行った後、天妃様行列が行われます。


天妃様は、「媽祖(まそ)」の名で、中国や台湾など東南アジアで広く信仰されている海上守護の女神で、大間では遷座300年を迎えた1996年から毎年行列が行われています。爆竹や銅鑼を響かせ、竜や神様、巨人の像が練り歩く祭りは全国的にも珍しく、東北地方で行われているのは唯一、大間だけ。天妃様信仰に篤い台湾からも参加者が訪れます。

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