弘前ねぷたまつり
ひろさきねぷたまつり
勇ましく上品な「弘前ねぷた」 熱い夏の夜を彩る
国の重要無形民俗文化財である弘前ねぷたまつり。勇壮な武者絵である鏡絵と、哀愁の漂う見送り絵に彩られた大小約80台のねぷたが、「ヤーヤドー」の掛け声とともに、城下町・弘前を練り歩く、このエリアを代表する夏まつりです。毎年8月1日から7日まで開催され、観客数は例年160万人を超えます。
ねぷたの種類は扇型の「扇ねぷた」と人形の形をした「組ねぷた」の2種類。最初に小型のねぷたが、続いて大型のねぷたが曳かれます。子供たちが手に持つ「金魚ねぷた」は可愛らしく、最大9メートル超・重量何トンもある大型ねぷたを曳く男衆の姿は迫力満点。正面の「鏡絵」に描かれるのは勇壮な武者絵、背面の「見送り絵」は妖艶な美女の絵となっており、表裏の対比も弘前ねぷたの魅力のひとつ。それぞれのねぷたの後ろには笛や太鼓の一団が続き、お囃子が祭りを盛り上げます。
青森市のねぶたが「nebuta」であるのに対し、弘前市のねぷたが「neputa」。地域によって発音が異なるのも趣深いところ。由来は諸説ありますが、忙しい夏の農作業の妨げとなる眠気や怠け心などを流す「眠り流し」という農民行事から生まれたといわれます。その名の通り、眠さも吹き飛ぶほどの鮮やかさと迫力です。
2022年は、弘前ねぷたが文献登場300年を迎える節目の年であり、これまで数多くの先人たちにより紡がれてきた弘前ねぷたを振興、継承すべく特別運行も行います。
基本情報
- 開催期間
- 2024年8月1日~7日
- 開催時間
- (土手町コース):8月1日~4日 19:00~ (駅前コース):8月5日・6日 19:00~ (土手町午前コース):8月7日 10:00~
- 開催場所
- 青森県弘前市内(土手町コース、駅前コース)
- 住所
- 青森県弘前市
- 問い合わせ先
- 弘前市立観光館
- 電話番号
- 0172-37-5501
- アクセス
- ◆土手町コース:弘南鉄道大鰐線中央弘前駅よりすぐ
◆駅前コース:JR・弘南鉄道弘南線弘前駅よりすぐ - 駐車場
- 臨時駐車場あり
- ウェブサイト
- (公社)弘前観光コンベンション協会口コミを見る (TripAdvisor)