おとな女子必見!伝統とセンスが光る青森雑貨5選
青森県にはたくさんの伝統工芸品やセンスが光る雑貨が数多く存在します。
多種多様に個性が光る青森土産のなかから、おとな女子が思わず手を伸ばしたくなる雑貨を厳選してご紹介します。
自分への旅の土産に、大切な家族へのギフトに。ぜひご参考にしてみてください。
テーブルが華やぐ彩ゆたかな津軽びいどろ
漁業用の浮玉製造から始まった北洋ガラスは、青森県で長い歴史を持つガラス工房です。
原料を調合して開発した100種類以上の色ガラスを使って、青森県の色彩豊かな四季を表現した商品を制作しています。
「津軽びいどろ」は、ひとつひとつ職人の宙吹き技法によって作られます。職人の繊細な技術により商品のサイズの誤差はほとんどありませんが、ほかのガラス製品よりも色を多く使うため、色模様はひとつとして同じものはありません。商品の個性があるのも、手づくりならではです。
夏をテーマにした「津軽びいどろNEBUTA」シリーズは、「青森ねぶた祭り」をイメージしてつくられた商品です。燃えるような熱気とに包まれる青森の夏が、グラスのなかに青森の四季を象徴する色ガラスを掛け合わせて作られた酒器やグラスは、テーブルにあるだけで華やかに食卓を彩ってくれます。
シンプルでモダン。どんな空間にも合うBUNACO
ブナコは、全国一の蓄積量を誇る青森県のブナの木を使った木製品です。厚さ1ミリほどの細いテープ状に加工したブナ材をコイルのように巻き、押し出して成型するというユニークな製法で、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。
この製法は従来のように木のかたまりを削り出して器を作る製法と比べると木材の無駄がなく、資源を大切に使った環境にやさしい製品として現代にもぴったりです。高いデザイン性、安全性、品質が評価され、グッドデザイン賞などのさまざまな賞を受賞しています。
発売以来ロングヒットしているブナコのティッシュケースは、ブナの木が持つ質感のやさしさ、曲線によるフォルムが際立つ製品。お祝いやギフトにもよく選ばれています。
青森が誇る手仕事。こぎん刺しと南部菱刺し
青森県津軽の「こぎん刺し」、青森県南部の「菱刺し」、山形県の「庄内刺し子」は日本三大刺し子と呼ばれ、冬の寒さが厳しい東北地方を中心に刺し子文化が受け継がれています。
こぎん刺しは青森県津軽地方に伝わる伝統的な刺し子。雪深い津軽地方では、麻布の衣類に木綿の糸で刺繍をすることで、より温かく過ごせるように工夫していました。次第にこぎん刺しと呼ばれる独特の模様が生み出されるようになり、今でもさまざまなパターンの刺し方が残っています。
ほっこりとした温かみを感じられる津軽金山焼
須恵器の影響を受けた津軽金山焼は、五所川原市にある金山で職人たちによって作られる焼き物です。金山のすぐ近くにある大溜池から採れる良質の粘土を使用し、高温でじっくりと焼きあげて固める「焼き締め」の手法で、深みのある独特の風合いを備えた焼き物が生み出されています。この「焼き締め」により、ビアカップやマグカップなど飲み物の口当たりがまろやかになるそうです。
津軽金山焼には釉薬を使って仕上げる作品も多く、剪定した青森りんごの枝を使用したりんご灰を釉薬に使うことで、ほんのりとやさしい緑色に仕上がります。重厚感がありながら、青森らしい素朴さも感じられる作品に心が和みますね。
マグカップや豆皿など日常使いできるものから、刺し盛などに使う大きな平皿や酒器、花器、植木鉢など、商品のラインナップが幅広いのも津軽金山焼の魅力。りんごや猫、こぎん刺しのモチーフなど、作り手の遊び心とぬくもりが感じられる器は、どんなスタイルの生活にもマッチしそうです。
下北半島の自然の恵みが詰まったアニマル塩
瓶のなかに色を付けた塩で描かれた動物たち。ベリーオーチャド下北で作られた見た目にもかわいいアニマル塩は、下北半島の新たなお土産として人気です。
塩の色は、ベリーオーチャド下北が無農薬・有機栽培で育てた野菜やベリー、エディブルフラワー(食用の花)から抽出した色素パウダーで着色していて、添加物は不使用。お子さんがいるご家庭でも安心して使っていただけます。
動物によって使われている色も違ったりして、豊富な色のバリエーションで自然そのものの色、味、香りを楽しめますよ。テーブルにひとつあるとパッと華やぎ、ギフトにもかさばらないのでおすすめです。
青森の伝統とセンスが感じられる青森土産・雑貨をご紹介しました。
ここで紹介した雑貨のほかにも、青森には伝統工芸品やこだわりの土産品がたくさんあります。特に伝統工芸品は一度手に入れれば長く使えるものなので、青森に訪れたらぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。