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芸術・文化に触れる旅。弘前で過ごす体験モデルルート

見て、触れて、聴いて感じる、思い出づくりの1日

芸術・文化に触れる旅。弘前で過ごす体験モデルルート

出会いと別れの季節。

卒業旅行や長期休みの旅行など、友達と旅に出かける人も多いのではないでしょうか。


せっかくなら、その土地ならではの経験がしたいもの。

友達と体験するひとときは、より一層特別な思い出になること間違いなし。


今回は、芸術・文化が根づく弘前市を舞台に、「見て、触れて、聴いて感じる」思い出に残る体験モデルルートをご紹介します。

虹のマートで弘前の食を堪能

旅のはじめは地元の味から。


弘前駅から徒歩約3分に位置する「虹のマート」は、活気が溢れ懐かしい雰囲気が魅力的な市場です。

100年続く市場を目指し、昭和31年(1956年)の創業以来、お客さんとの対面・対話を重視した販売スタイルにこだわり、旬の食材やお惣菜はもちろん、日用品も販売しています。

こちらで注目してほしいのが、弘前のキングオブローカルフード「いがめんち」。

いがめんちは、イガゲソ(イカの足)を包丁でたたき、季節の野菜などと一緒に小麦粉を混ぜて、油で焼いたり揚げたりしたもの。

戦前、津軽内陸部では貴重だった海産物。先人の知恵と愛が詰まった食文化であり、「母の味」として受け継がれてきた郷土料理です。

虹のマートでは、「おかずや ハマダ」と「八百屋GOHAN」の2店舗で販売しています。

どちらのお店も行列が絶えず、愛された味であることがうかがえます。


同じ「いがめんち」という料理ですが、お店によって食感や味付けが異なっています。

お店ごとの違いをぜひ味わってみてください。

もう一つ注目していただきたいのが、津軽人にはなくてはならないお蕎麦「津軽そば」。

一般的なものより麺がやわらかいのが特徴の津軽そばは、コシがなく、口に入れるとすっと切れてしまうほどです。


虹のマートでは、「めんの店アキモト」に併設された食堂で食べることができます。

蕎麦粉七割蕎麦のやわらかい麺と昆布で出汁をとったやさしい味わいのスープが、身も心もあたたかくしてくれます。


生き活き市場 虹のマートについてはこちら

弘前れんが倉庫美術館で芸術鑑賞

おなかを満たした後は、芸術を堪能しに「弘前れんが倉庫美術館」へ。

虹のマートからは歩いて15分ほどの距離にあります。

弘前れんが倉庫美術館は、明治・大正期に酒造工場として建設され、戦後はシードル工場として使われた煉瓦倉庫を「記憶の継承」をコンセプトに改修した現代美術館です。

エントランスは、レンガが互い違いに積まれ、外から中に入り口に押し込むような形状。

来場者をあたたかく迎えてくれる、まるでかまくらのような形です。



美術館では、1階で企画展、2階でコレクション展が行われています。

コレクション展では、作家が実際に弘前を訪れたうえで制作した、この土地ならではの作品の展示も行っています。

特別な作品に出会えるのも、弘前れんが倉庫美術館の魅力のひとつです。

2階のコレクション展で特に目を引いたのが、かつて弘前にあったロック喫茶「JAIL HOUSE 33 1/3」の再現展示。

弘前市出身の奈良美智氏が高校時代に開店準備に携わったロック喫茶を再現しています。


小屋の中には当時関わった方への聞き取りを元にした資料のほか、コレクション展に合わせた作品の展示も行っています。

奈良氏の創作の原点ともいわれているロック喫茶。奈良氏自身が展示に合わせて選曲した、展示室にながれる音楽にも耳を傾けてみてください。

企画展は「杉戸洋展:えりとへり / flyleaf and liner」が2026年5月17日まで行われています。

日本を代表する画家の一人である杉戸洋氏の1990年代から最新作までの絵画を中心にご紹介。

美術館のビジュアル・アイデンティティを手がけたグラフィックデザイナーの服部一成氏とのコラボレーションや、奈良美智氏との共作にも注目です。



2026年度には、風間サチコ氏の東北初の個展と、前衛美術と現代作家の作品を紹介する2つの企画展を準備中。

様々な作品に出会いに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


弘前れんが倉庫美術館についてはこちら

旅人メモ:美術館初心者でも安心!弘前れんが倉庫美術館

「初めての美術館で緊張してしまう…」そんな方におすすめなのが、弘前れんが倉庫美術館です。

弘前れんが倉庫美術館は街の真ん中にあり、気軽に行けるのが魅力。

展覧会はチケットが必要ですが、美術館内には無料で楽しめるエリアもあるのでぜひ気楽に訪れてみてください。


【無料で楽しめるエリア】

①エントランス

奈良美智《A to Z Memorial Dog》2007年 ©︎Yoshitomo Nara 


②ライブラリー(2階)

左側壁面の作品:蜷川実花《花、瞬く光》2022年


③カフェ・ショップ

愛され続けた味、クルックー

次に向かうのは、土手町にある「土手町のクレープ屋さん クルックー」。弘前れんが倉庫美術館からは、徒歩6分ほどの近さです。

こちらでは、2024年に閉店したイトーヨーカドー弘前店で長きにわたり愛されたポッポのクレープを担当したスタッフのクレープを楽しむことができます。

2024年に閉店したイトーヨーカドー弘前店のポッポで40年ほど勤め、クレープを作り続けてきた相馬さん。

イトーヨーカドー弘前店の閉店をうけポッポのクレープが惜しまれる中、以前から来店していたシソンヌ じろう氏のサイン会で閉店の旨を伝えたことがこのお店の始まりでした。


クルックーの名付け親はじろう氏。

「ポッポがなくなって、『クルックー』と戻ってきた」ことが由来だそうです。

「ポッポの味を残せるように」その思いで作られるクレープを求めに、お客さんが後を絶ちません。


お店の一番人気はチョコバナナ。

メニューにある「チョコスプレーバナナ」は、じろう氏の食べたいという声で復活したメニューだそうです。


お店はテイクアウトのみですが、雪が溶けると近くの公園で食べる人も多いのだとか。

月曜日から金曜日までは、11時から14時限定で”したどてスカイパーク”の無料開放を行っているので、車でお越しの際はぜひご活用ください。


旅人メモ:土手町のクレープ屋さん クルックー


・住所:青森県弘前市土手町65

・営業時間:10:00~17:30

・定休日:木曜日

※お持ち帰りのみ

※現金払いのみ

津軽藩ねぷた村で伝統を体感

グルメを堪能した後は、津軽藩ねぷた村へ。

クルックーからはバスで10~20分ほど。歩くと20分の距離です。

津軽藩ねぷた村では、高さ10mの大型ねぷたと内部の骨組みを見学できる実物大の大型ねぷたを展示しています。

この大型ねぷたは、昭和52年に開催された国体で出陣したねぷたの骨組みで、当時の絵師によって合作で描かれたもの。

複数の絵師で描いた、大変貴重なねぷたを見ることができます。

津軽藩ねぷた村では、津軽三味線の演奏をマイクを通さない生音で聴くことができます。

演奏は毎日。日替わりで奏者が変わります。

ねぷたの山車に囲まれながら演奏を聴けるのも魅力のひとつです。


津軽三味線は、演奏者が同じでもその時々によって変わるそう。

同じ演奏は二度と聴けない、一期一会の演奏にぜひ耳を傾けてみてください。




津軽藩ねぷた村では、民工芸製作体験も実施しています。

弘前の伝統工芸である、金魚ねぷたや津軽凧、津軽焼、弘前こけし等の絵付け体験ができます。

今回は、下川原焼鳩笛と縄文土偶土鈴の絵付けに挑戦。

下川原焼鳩笛は白塗りが施された鳩笛へ、縄文土鈴土偶は下地塗りから絵付けがスタートします。


実際のねぷた制作同様、染料は混ぜずに絵付けを行います。

テーブルに並べられた色と自分のイメージを照らし合わせながら配色を考えていきます。


紫や青は限定色。(紫:下川原焼鳩笛限定、青:縄文土鈴土偶限定)

体験する種類の組み合わせによっては、普段使うことができない色での絵付けもできます。

真っ白な鳩笛に色を入れる瞬間、思わず緊張が。

でも、間違えても大丈夫。色が乾いたら重ね塗りで修正できます。


絵付けしたものはその日すぐに持ち帰りが可能。

新幹線などでながめながら、旅の楽しさを思い出してみてください。


津軽藩ねぷた村についてはこちら 

今回は、芸術・文化に触れる旅。弘前で過ごす体験モデルルートをご紹介しました。

ここでしかできない体験は、思い出になること間違いなし。

芸術・文化が根づく弘前市へ、体験の旅に出てみてはいかがでしょうか。

  • 生き活き市場 虹のマート
  • 弘前れんが倉庫美術館
  • 土手町のクレープ屋さん クルックー
  • 津軽藩ねぷた村

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