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青森の誇る日本屈指の桜と出会う

各地で見られる感動的な桜の世界へ。
圧倒的なスケールの出会いを期待に、いざ青森へ

青森の誇る日本屈指の桜と出会う

青森県には全国に誇れる桜の名所がたくさんあります。

首都圏の桜が開花してからちょうど一か月ほど後、4月の下旬からゴールデンウィークにかけて、東北の厳しい冬を乗り越えた桜の木が満開となり、見頃を迎えます。

青森の桜は国内でも評価が高く、一見する価値は十分。

遠出をして青森の桜を見に来ませんか。


今回は青森県内の桜の名所を有名なものから隠れた人気スポットまで紹介します。

桜と城 ~朝・昼・夜の弘前公園の魅力~

朝の弘前城と桜と岩木山


全国で12の現存天守のうち、東北で唯一の現存天守を誇る弘前城。江戸時代もしくはそれ以前に建設された天守で復元等の作業をすることなく、現代まで保存されている天守であり、価値高い雰囲気が伝わってきます。弘前公園には、弘前城と桜と岩木山を一度に眺めることのできる最高のスポットがあるのです。朝は空気が澄んでいて遠くに見ることのできる岩木山もくっきり見えるのでおすすめです。

日中の弘前公園


日中の弘前公園は、園内を華やかに彩るピンクと青々とした緑、濠を流れる澄んだ水の青が視界に映ります。弘前の桜は日本三大桜名所の一つ。日本一との呼び声も高いソメイヨシノが一斉に咲き誇ります。何故、弘前の桜はこんなにも美しいのでしょうか。そこには、青森県の特産品であるりんごの栽培で培われた技術との深い関わりがあるのです。
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杉の大橋からの夜桜


一方で花見の醍醐味の一つである「夜桜」も見逃せません。空と濠の水面が暗くなり、ライトアップされた桜がより一層綺麗に映えるのです。また、弘前城のライトアップもあるので、夜桜と一緒に城も見ることができます。

春陽橋から見える桜


園内で最大規模を誇る西濠では、そこに架かる「春陽橋」から、ここでしか見ることのできない絶景を見ることができます。幅の広い濠の両サイドに桜が立ち並んだこの風景からは、日本三大桜名所と評される訳が分かります。夜だからこそ、桜以外のものは周囲の暗さと同化し、よりはっきりとした桜の景色を楽しむことができます。

弘前公園

弘前公園の中にある弘前城は、現存する日本最北端の天守で、国の重要文化財にも指定されています。天守閣もさることながら、園内の門、橋、濠は歴史的な情緒に溢れています。これだけ大規模な城郭が当時の姿を留めつつ公園として開放されている例は、全国的にも希少です。... more

散り際の絶景「花筏」

亀甲橋付近の花筏


弘前公園は四方が濠に囲まれており、その水面は、桜の咲く過程によって様々な変化を見せるのです。桜が満開の時は、透きとおった水面に満開の桜が映り、桜の散り際になると、散った桜の花びらが、水面を覆い尽くします。桜が濠を覆った光景はピンクの絨毯を敷いているかのよう。散り際の桜は花びらの中央部分の赤い色素が強くなるため、このようにしてできた「花筏」は一層鮮やかに見えるのです。花筏は「死ぬまでに行きたい!」と思う世界の絶景 (The unparalleled view in the world)にも選ばれています。

県南の城と桜を楽しむ

三戸城跡温故館


県南部には、歴史上、弘前城を拠点とした津軽氏と敵対した南部氏が拠点としていた聖寿寺館の後となる三戸城があります。現在は復興天守が築かれており、弘前公園に加え、城と桜を見ることのできる、県内でも貴重なスポットです。この一帯は城山公園として整備されており、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、ヤエベニシダレなど、約1,600本もの桜が咲く、県南随一の桜の名所であり、毎年多くの観光客が足を運び、地元の憩いの場としても人気な場所です。

三戸城城跡公園

三戸城跡城山公園

日本の歴史公園100選にも選ばれている、「三戸城跡城山公園」。戦国時代、この地方を治めていた南部氏が築いた城で、現在は県立城山公園として親しまれています。今も石垣や堀跡、土塁、枡形といった遺構を見ることができ、当時の様子を垣間見ることが出来ます。more

桜と湖畔

鶴の舞橋(津軽富士見湖)


岩木山の麓から北に約5km、津軽富士見湖が姿を現します。全長およそ300mの三連太鼓橋である「鶴の舞橋」が架かっており、その観光地としての魅力から、県内外を問わず、たくさんの観光客が足を運びます。津軽富士見湖の魅力は、春になると、およそ2,000本の桜が咲き誇り、奥に見える岩木山を一緒に見ることができる贅沢なスポットであるところ。岩木山は、山頂付近に雪が残り、湖面に美しく映し出されます。春にしか出会えない絶景をお楽しみください。

鶴の舞橋

青森県産の「ひば」を用いて作られた「鶴の舞橋」は全長300mの日本一長い木造の三連太鼓橋。岩木山の雄大な山影を湖面に美しく映す「津軽富士見湖」の両岸を繋ぐ橋です。日本古来の建築技術を駆使し1994年に完成。木のぬくもりと優しいアーチ型で、多くの人々に愛されています。more 

小川原湖畔の千本桜

小河原湖畔千本桜


青森県の東部に位置する県内最大の湖、小川原湖。この湖畔沿いと小川原湖に注がれる花切川に沿って千本もの桜が毎年、見事に咲き誇ります。静寂な川の流れと桜の相性は抜群で、落ち着いた印象。桜並木の横には小川原湖があり、目の前に広がる小川原湖は圧倒的な広さ。晴天の日は湖に日の光が反射し、幻想的な風景と出会えます。桜並木は夜間のライトアップもあるため、日中とは違った桜の美しさを見ることができます。

小河原湖畔千本桜

小川原湖

青森県最大の湖、「小川原湖」。小川原湖は面積63.20km²、最大水深25m、平均水深11mと、全国で11番目に大きな面積を持つ湖です。広大な湖全体が1つの地籍として登録されており、住所を持つ湖は全国でも小川原湖だけです。more

桜と鉄道 ~桜×芦野公園×津軽鉄道~

芦野公園内を運行する津軽鉄道


ソメイヨシノを中心とした1,500本もの桜と1,800本もの黒松の老木が広がる芦野公園。日本のさくら名所100選に選ばれており、園内には、レトロな外観のローカル線、「津軽鉄道」が走っており、桜のトンネルをくぐり抜ける光景は、どこか懐かしさを感じさせ、国内でも非常に珍しいスポットとして人気です。外から見るもよし、津軽鉄道に乗って車窓を覗くもよしとどちらでも楽しめます。

芦野公園

作家・太宰治がよく遊んだ場所として知られている「芦野公園」は、「日本のさくら名所100選」にも選ばれており、約80万平方メートルの広大な園地には、春になると約1500本の桜が咲き誇ります。とくに桜は津軽半島でも屈指と言われ、毎年4月29日から5月7日に行われる桜まつりはたくさんの人で賑わいます。more

桜 × Street ~十和田市官庁街通り、世界一の桜並木、大畑桜ロード~

十和田市官庁街通り


新幹線を降りて、七戸十和田駅から車でおよそ30分、十和田市の市街地に到着します。碁盤の目のように整備された区画が多いこの地区でも、十和田市現代美術館の向かいに位置し、道路の両サイドに桜が咲き並ぶ「十和田市官庁街通り」がおすすめ。「日本の道百選」に選ばれたこの通りは、別名:駒街道とも呼ばれ、平成4年には「新・日本百景」にも選ばれるほど。桜が満開になる見頃の時期に加え、桜の散り際は、桜の花びらが道を覆い、感動的な光景を見ることができます。付近の「十和田市現代美術館」も県内の観光スポットとして人気です。

十和田市官庁街通り・駒街道

松と桜並木の続く幅員36m延長1.1kmにわたって、156本の桜と165本の松が植えられています。1986年(昭和61年)に「日本の道・百選」の指定を受け、さらに2007年(平成19年)「美しい日本の歴史的風土・準100選」にも選ばれました。more

世界一の桜並木


岩木山の麓付近に位置する百沢~嶽付近の県道沿いからおよそ20kmに渡り延びる桜並木は「世界一長い桜並木」として地元、観光客に親しまれています。標高の関係上、山の麓から順に開花するようです。桜並木を辿り、枯木平に向かうと、視界の開けた場所に出ることができ、目の前にそびえる岩木山を一望できます。およそ6,500本ものオオヤマザクが続く桜並木はスケールが違います。

世界一長い桜並木

百沢~嶽間総延長約20キロメートル、6,500のオオヤマザクラ並木が続く。途中、シバザクラも楽しめる遊歩道もあり、散策もできる。ドライブには最適。more

下北の誇る桜並木

大畑桜ロード(左:朝露 右:日中)

 

北海道の函館市から青森県上北に延びる国道279号線を北上していくと、むつ市の大畑に差し掛かります。ここにも桜並木の綺麗な場所があるのです。「来さまい大畑桜ロード」という名称で、1,400本ものソメイヨシノの桜並木が、そこを通る人々を魅了します。ソメイヨシノの桜並木としては日本でもトップクラスの規模を誇るそう。朝の早い時間帯には、霧のかかった薄暗い印象がありますが、それもまた大畑桜ロードの一つの姿。日が昇ると鮮やかな桜並木がはっきり見えます。

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