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死ぬまでに見たい弘前の桜

公園内が、桜色に染まるとき。
心震える感動の出会いが待っている。

死ぬまでに見たい弘前の桜

樹齢100年を超える古木が300本以上。圧倒的な花つきを誇る弘前の桜。

「日本一の桜」といわれる「弘前公園」の桜。ゴールデンウィーク期間中に見ごろを迎えることも多く、毎年、園内で開催される「弘前さくらまつり」には、国内をはじめ海外の観光客など約200万人が訪れます。公園内には、ソメイヨシノを中心に、シダレザクラ、八重桜など、約50種類、2600本の桜が植えられています。


桜満開の弘前公園を初めて訪れた方は、誰もが想像をはるかに超える、桜、桜、桜の歓迎に驚きます。それもそのはず、弘前公園の桜は一つの房に4~5個、多いところでは7個の花芽がつくことから、ボリュームがあるのが特徴です。


また、ソメイヨシノの寿命は一般的に60年程度といわれるなかで、弘前公園では樹齢100年以上のソメイヨシノの古木が300本以上、樹齢60年を超えるものは約1200本あり、今も美しい花を咲かせています。


若い樹は上に上にと枝を伸ばしながら成長するのに対し、古木は優雅に横へと枝を広げ、花の重みでしだれた枝が観光客のすぐ手の届く場所や、お濠の水面すれすれに枝先を伸ばします。古木の威風堂々とした佇まいと、圧倒的な花つきを誇る桜の競演。さらに、藩政時代の天守閣や櫓など、歴史的な建造物と一体化した風雅な光景が見られるのが弘前公園の桜の魅力です。

弘前方式が、世界モデルに!桜の常識をくつがえした、奇跡の桜レジェンド。

弘前公園の桜には、この地で130年を超えるりんご栽培を応用した日本一の管理技術が生かされています。枝を切ることがタブーだった桜にりんごの剪定技術を用い、桜の生命力・生きる力を引き出す「弘前方式」を確立しました。その後、弘前方式は全国から注目を集め、技術が波及していきます。桜の栽培技術の常識をくつがえした弘前のオンリーワン技術は、今、日本の、そして世界のスタンダードになりつつあります。


弘前では、こうした桜のプロフェッショナル集団「桜守」をはじめ、市民観光ガイドによるおもてなし、ボランティアによる清掃活動など、さまざまな人が地域に誇りを持ち、日本一の桜を守り続けています。

日本最古のソメイヨシノ。ライトアップされた夜桜に酔いしれる。

弘前公園内には、見逃せないポイントがたくさんあります。桜のトンネルで知られる西濠は、弘前公園の有名な観光スポットです。天守閣に登れば、弘前の象徴である岩木山を背景に雲海のような桜も見られ、桃源郷のような景観が広がります。


さくらまつり期間中、園内はライトアップされ、昼の華やかさとは違った、妖艶で幻想的な表情を見せてくれます。樹齢100年を超える日本最古のソメイヨシノ、板画家の棟方志功が命名した「御滝桜」、弘前の名を冠した「弘前吉野」、「弘前雪明かり」などの樹もあり、公園内を散策しながら発見する楽しみもあります。

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