祭りと文化
【八戸えんぶり】
八戸えんぶりは、国の重要無形民俗文化財に指定される青森県を代表する冬の祭り。毎年2月、八戸市街に太鼓や笛の音が響き渡り、烏帽子をかぶった舞手たちが田植えの所作を模した舞を披露します。
その起源は鎌倉時代にまで遡るとされ、農耕儀礼として五穀豊穣を祈ったのが始まり。特に「太夫」と呼ばれる舞手は勇壮かつ荘厳で、雪のまちに熱気を呼び込むかのようです。
また、子どもたちによるかわいらしい舞や、祝い唄もあり、まち全体が春を待ち望む心をともにします。冬の寒さの中に宿る“ 祈りと喜び”が、観る人の胸を温めてくれる伝統行事です。




















