猿ヶ森ヒバ埋没林
さるがもりひばまいぼつりん
海と砂が生んだ景観を歩く
東通村の太平洋沿岸には、約15kmにわたって猿ヶ森砂丘が続いています。かつて下北半島はヒバの大森林地帯でしたが、数千年前から断続的に海から砂が打ち上げられ、立ち枯れたヒバは飛砂に埋もれてしまいました。その一部が、現在「猿ヶ森ヒバ埋没林」として姿を現しています。
埋没林は、約800年~1,000年前のヒバが直立したまま砂に埋もれたもので、周囲の松林と相まって不思議な景観を作り出しています。静まりかえった松林の中に佇む立ち枯れヒバは、はるか昔の自然の物語を語りかけるかのようです。
この地域は県指定の自然環境保全地域に指定され、特定地理等保護林としても保護されています。訪れる人は、悠久の時を感じながら、太平洋沿岸の砂丘と埋没林の神秘的な風景を楽しむことができます。
基本情報
- 住所
- 青森県下北郡東通村大字猿ヶ森猿ヶ森国有林88る林小班
- 問い合わせ先
- 下北森林管理署
- 電話番号
- 0175-22-1131
- アクセス
- ・下北駅から車で約50分
・むつバスターミナルから下北交通バス、泊行き乗車約40分、「下田代」下車徒歩約40分 - 駐車場
- 普通車5台、大型車1台
駐車料金:無料 - ウェブサイト
- 東通村サイト