尻屋埼灯台
しりやさきとうだい
本州最北端 津軽海峡を望む白亜の灯台。
レンガで造られた灯台としては日本一の高さを誇る「尻屋埼灯台」。 本州最北端尻屋崎の突端に立つ高さ約33mもの灯台です。
尻屋埼灯台は、明治9年(1876年)に東北地方に初の洋式灯台として完成しました。津軽海峡と太平洋が交わる尻屋崎沖は、海上交通の要衝として、また豊かな漁場として、昔から非常に重要な地点でした。それと共にこの地特有の濃霧が多く発生しすることや海面下に岩礁が広がることから、難破岬と呼ばれ遭難船の多い所として恐れられている場所でもありました。明治時代に入り、日本も世界各国と貿易を行うようになったため、航行船舶の安全を守るために、尻屋崎で焼いたレンガで建てられた灯台です。
このように、歴史的、文化的価値の非常に高い尻屋埼灯台は、国の登録有形文化財をはじめ、「近代化産業遺産」「土木学会選奨土木遺産」「日本の灯台50選」「恋する灯台」にも選ばれています。
尻屋埼灯台のもう一つの魅力として、灯台の内部に入ることができることがあげられます。全国的に見て、登ることのできる灯台は数えるほど。そんな貴重な灯台に登れば、目の前に青く澄んだ海の絶景がどこまでも広がります。津軽海峡に沈む夕日の美しさにも定評があります。
ぜひ灯台からのオーシャンビューを満喫すると共に、灯台や尻屋埼の歴史についても学んでみてください。
基本情報
- 住所
- 青森県下北郡東通村尻屋字尻屋崎1-1
- 問い合わせ先
- (公社)燈光会尻屋埼支所
- 電話番号
- 0175-47-2889
- 営業時間
- 【4月下旬~4月30日】
9:00~15:00
【5月1日~11月上旬】
9:00~16:00
※悪天候などによる中止の場合あり - 料金
- 参観寄付金 300円(中学生以上)
- アクセス
- むつバスターミナルより下北交通バス尻屋崎線に乗車、尻屋崎下車すぐ(所要時間約1時間)
※バス運行期間5月1日~10月31日 - 駐車場
- あり
- ウェブサイト
- 公益社団法人 燈光会