ホタテ貝焼き味噌
ほたてかいやきみそ
ホタテの殻で味わう津軽の郷土料理
「貝焼き味噌」は、津軽湾沿岸を中心に伝わる青森の郷土料理です。
直径20センチほどのホタテの貝殻を鍋のように使い、出汁に味噌を溶いて具材を煮込み、最後に卵でとじて仕上げます。熱々の貝の中でぐつぐつと煮える味噌と卵の香ばしい風味、ホタテの殻から出る出汁が合わさり、香り豊かな味わいが広がります。
この料理は、古くからホタテの産地として知られる津軽湾周辺で江戸時代から食べられていたといわれています。当時は大きな天然ホタテの殻を鍋代わりに使い、魚の切り身と味噌を焼く素朴な漁師料理でした。後に卵を加えてとじる現在の形となり、家庭料理として広く親しまれるようになりました。
津軽地方では味噌と卵を中心にしたシンプルな味が一般的で、熱々のご飯にのせて食べることも多い一品です。
津軽出身の作家・太宰治も著書『津軽』の中で貝焼き味噌への思いを綴っており、青森の食文化を象徴する郷土料理のひとつとして知られています。
基本情報
- 住所
- 青森県青森市














