日本一黒い!?モール温泉・東北温泉で極上湯を堪能しよう
~温泉に入って東北温泉を応援!~
温泉好きが多く、県内にたくさんの温泉施設がある青森県。そのなかでも、「日本一黒いといわれるモール温泉」である東北温泉の魅力をご紹介します。
モール温泉おがわら温泉郷・東北温泉の魅力
東北町は、青森県の上北郡に位置する農業が盛んな町。豊富な湯量の源泉が町内に32カ所もある温泉郷でもあります。その泉質はいずれもアルカリ性の単純泉で、町内9か所にある温泉施設ごとに温度や肌触りが違います。
今回ご紹介する「東北温泉」もその一つ。東北温泉は無加温・無加水の掛け流しの天然温泉で、「日本一黒いモール温泉」と言われています。「モール」とはドイツ語で亜炭などを指していて、それらを通過して湧き出たのがモール温泉と言われています。
東北温泉は、青い森鉄道乙供駅から徒歩10分ほどの場所にあります。3階建ての建物のうち、1階部分に大浴場があり、2階に宿泊客用のフロントと食堂、3階には宿泊用客室が6部屋あります。
玄関の左手にあるエレベーターで2階のフロントへ向かいチェックインの手続きをして、さっそく部屋へ向かいます。
部屋は広めの畳の部屋で、冷蔵庫やポット、お茶セット、水洗トイレ、洗面台、フリーwifiが備え付けてあります。また、部屋にはバスタオル、フェイスタオル、浴衣、歯ブラシセット、カミソリなど入浴するのに最低限必要なアイテムが揃っているので、宿泊時に困ることはなさそうです。(ドライヤーは部屋にはありませんでした)
美肌泉質のお湯で心と身体を癒そう
大浴場へ向かうと、広い洗い場と自慢の黒いお湯が出迎えてくれます。実際に湯船に入ってみるとお湯はこげ茶色に色づいていますが透き通っており、浴槽の床に着いた足が見えるかどうかという黒さ。
お湯はトロトロとした柔らかな手触りで、まるで化粧水のよう。肌への刺激は感じられず、温まった身体はしばらくぽかぽかします。モール温泉は温まりやすく、冷めにくい性質があるそうですよ。肌にうるおいを与える美肌泉質の極上のお湯を求めて、最近では外国人のお客様も訪れます。
現在は露天風呂の入浴はできませんが、サウナと水風呂があります。水風呂は天然の湧き水を使用しており、水の豊富な土地ならではの贅沢が感じられます。
大浴場のほか、貸し切りで利用できる家族風呂のお部屋や、宿泊部屋付きのお風呂もあり、ほかの温泉とは違った温泉の楽しみ方ができるのが魅力です。
宿泊客は、夕食と朝食を2階にある食堂でいただきます。東北温泉では、日本一黒いモール温泉にちなんだ「黒づくし御膳」を提供していて、ブラックタイガーを使った海老フライや、黒豆100%の黒豆腐、竹炭入り蕎麦など、名前の通りとにかく黒づくし!もちろん小川原湖周辺の郷土料理であるガニ汁や、下北地方の郷土料理を変化させた黒い「けいらん」など、地元東北町を感じさせる料理もあり、たっぷりの品数で食事を満喫できます。
東北温泉は、2024年8月の大雨によって大規模な土砂崩れがあり、壊滅的な被害を受けました。10月にようやく男湯・女湯ともに営業を再開したところですが、完全復旧・再建に向けて現在クラウドファンディングに挑戦中です。(2024年11月30日まで)
【災害】土砂崩れで破壊された施設を復旧させたい!東北温泉再建への挑戦
https://camp-fire.jp/projects/796552/view
【Info】東北温泉
青森県上北郡東北町字上笹橋21-18
お問い合わせ先:0175-63-3715
温泉の営業時間:6:00~22:00
(※宿泊客も上記利用時間で入浴可能)
新鮮な地元野菜が魅力!「道の駅おがわら湖 湖遊館」
東北温泉から小川原湖方面へ車で10分ほど移動すると、「道の駅おがわら湖 湖遊館」があります。根菜類の宝庫である東北町で獲れた新鮮な野菜が売り場の半分を占め、旬の食材を楽しめます。また、小川原湖産のしじみやワカサギを使った加工品なども豊富で、つくだ煮などはお土産にもぴったりですよ。
【Info】 道の駅おがわら湖 湖遊館
青森県上北郡東北町大字上野字谷地122番地
お問い合わせ先:0176-58-1122
営業時間:8:30~18:00(4-9月)/9:00~17:30(10-3月)
休館日:年末年始
※駐車場、トイレは24時間利用可能
東北町で過ごす温泉旅をご紹介しました。宿泊を通して極上のお湯に浸かり、地元ならではの食を嗜んでみてはいかがですか。