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青い森が紡ぐ、人とりんごの物語。

No1にはワケがある!
青森りんごが「世界一おいしい」理由。

青い森が紡ぐ、人とりんごの物語。

青森りんごは、なぜおいしい?その秘密は、ここにあります!

青森県産りんごは、生産量・栽培面積ともに日本一。この地位は、100年以上もの間、まったく揺らいだことがありません。そして、青森は一大産地であるだけでなく、その品質においても世界トップ。「世界一おいしい青森りんご!」として、海外からも高い評価を得ています。


青森りんごが世界一と称される理由は、どこにあるのでしょう?そこには、青森を舞台に繰り広げられる、人とりんごの物語があります。

理由その1 惜しみない手間と、高い栽培技術

りんご栽培は、年間を通じて、ほとんど人の手によって行われます。
まだ雪深い1月末から3月。最初に行うのは、一本一本の枝に日光が当たるよう樹形を整える「整枝・剪定」という作業です。これは、りんご栽培のなかで最も熟練を要する作業で、「1000本の樹を剪定しなければ、一人前になれない」と、いわれるほど。その後も、マメコバチという蜂を使っての受粉、不要な実を取り除く摘果、果実全体に太陽を当てるための葉つみ・玉まわしなど多くの作業工程があります。一般的には、10アールあたりで約223時間もの時間がかかるとされ、農家の惜しみない手間と、高い栽培技術がおいしいりんごを育んでいます。

理由その2 昼夜の寒暖差が大きい気候

りんご栽培には、昼夜の温度差が大きい気候が適していますが、青森の気候はまさにぴったり。昼は太陽をたっぷり浴びて成長し、夜は寒さから身を守るために糖度を蓄える。この繰り返しが、みずみずしくジューシーで甘いりんごを育むのです。

理由その3 鮮度を保つCA貯蔵施設

収穫したりんごは、出荷までの期間、冷蔵施設に貯蔵します。冷却するだけでなく、りんごの呼吸作用を調整して長期間鮮度を保つ「CA貯蔵」も約半数を占め、1年中新鮮なりんごを楽しむことができます。
出荷時には、「光センサー」で色つきや糖度、完熟の証である「蜜入り」も計測しています。また、県内には大手りんご加工会社をはじめ、大小の加工場がたくさんあり、地元産の安心・安全なりんごを、地元で加工・研究開発できる体制が整っています。

理由その4 りんごに対する深い愛情と、じょっぱり精神

気候はもちろん、栽培・貯蔵・選別・加工技術のすべてにおいて優れている青森県ですが、その根っこにあるのは、青森県人の正直さ、勤勉さ、そして、おいしいりんごを全国へ、世界へ届けたいという熱い情熱です。青森では、そうした頑固で情熱にあふれた愛すべき人々を「じょっぱり」と呼びます。おいしい青森りんごを生み出しているのは、何よりもりんごに関わるすべての人たちの誇りと情熱、そして「じょっぱり精神」なのです。

青森りんごを陰で支える、伝統の道具職人。

青森では、りんご栽培とともに発展してきた伝統の道具と職人たちがいます。農家一人ひとりのオーダーに応じて、鉄のかたまりを打ち出してつくる「りんご剪定ばさみ」、収穫したりんごに傷をつけないしなやかさと頑丈さと兼ね備えた「りんご手かご」は、岩木山周辺のネマガリダケという竹を使い、職人がていねいに編み上げています。そのほか、収穫&出荷時に大活躍し、なおかつリサイクルできる「りんごの木箱」、雪上作業でも足の冷えない「ボッコ靴」など、りんごとともにさまざまな産業や独自の文化が発展してきました。
また、りんごの草木染、りんごの木の灰を釉薬にした陶芸品、りんごの木を使った器、スマートフォンカバーなど、多彩なクラフトも人気です。

りんご箱作りワークショップ

青森りんごが七変化!
シードルにスイーツ、アップルパイの食べ比べも。

青森では、りんごの加工品もバラエティ豊か。ジュース、シードル、りんごワイン、ホットアップルサイダー、アップルブランデー、りんご酢のほか、リンゴスープやスイーツも。弘前市では、市内44店舗の菓子店などでそれぞれ工夫を凝らしたアップルパイを提供しており、食べ比べが楽しめます。

りんごの里は、見どころいっぱい。

「弘前市りんご公園」には、約9.7haの敷地に、80種、約2,300本のりんごの樹が植えられており、もぎ取り体験が可能です。シードル工房のほか、りんごグッズが充実した売店もあり、毎年5月には「弘前りんご花まつり」が行われます。弘前市では、岩木山を背景に四季のりんごの風景が楽しめる「アップルロード」、五所川原市の「赤~いりんごの並木道」、つがる市の「日本一の古木りんご樹」など、見どころもたくさんあります。
そのほか、街なかでは、高層タワーのように積み上げられたりんごの木箱や、りんごモチーフの街灯、ポスト、カーブミラー、マンホールなど、りんごの里ならではのユニークな光景に出会うことができます。

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