青森の冬をアクティビティで楽しもう!
スノーパーク特集
日本一の積雪量を誇る青森県は、11月から3月まで長期間にわたってウィンタースポーツが楽しめるのが魅力です。この記事ではスキーやスノーボードだけじゃない、雪を思いっきり楽しめるスノースポーツパークをご紹介します。
規模・アクティビティ数は日本最大級!スノースポーツパーク青い森
青森市東部にある新青森県総合運動公園の敷地内にある「スノースポーツパーク青い森」は、スノーモビルを中心としたウィンターアクティビティが体験できるスポットです。入場ゲートで入場料を支払い、いざスノーパークへ!
ここではスノーモビルをメインにした7種類のアクティビティがあり、これだけの種類のアクティビティが揃ったスノーパークは全国でも「スノースポーツパーク青い森」が唯一だそうです。
入り口ゲートから入場すると雪あそびの広場があり、さっそく親子連れで賑わっています。雪あそびグッズも揃っているので、手ぶらで来ても楽しめますよ。
左手奥には建設会社が製作した40メートル級のスノースライダーがあり、子どもの行列ができていました。このスノースライダーはスノーパークのなかでも特に人気のスポット。入場料のみで何度でも体験できるのも魅力のひとつです。スピードも迫力もあるスノースライダーは、子どもから大人までどなたでも体験できます。
雪あそび広場を通り過ぎてさらに奥に進むと、大小さまざまなスノーモビルが並んでいます。ここでは主に、スノーモビルを使ったアクティビティを体験できます。まずは総合案内で人数分、回数分の各アクティビティのチケットを購入します。選んだアクティビティによってはヘルメットの装着が必要ですが、レンタルできますよ。
まず体験したのはスノーラフティング。スタッフの方が運転するスノーモビルで大きなゴムボートを引っ張る、雪上のラフティングです。スノーモビルに引っ張られ、雪原の道なき道を進んでいきます。標高の高い斜面を登ってみたり、左右に振られてみたり…ぐんぐん流れていく景色とスピード感を楽しんでいると、あっという間です。ちなみに、乗車したお客様に合わせて、スタッフの方が速度やルートを調整してくださるので安心です。
スノーラフティングと同様、スノーバナナボートやソリも数人で体験できるアクティビティです。いずれもスノーモビルで引っ張ることで動かしていて、スノーパーク会場から少し離れた山手の方まで連れて行ってくれます。
どこまでも続く雪原と、森が迫ってくるような迫力ある景色!海外からの観光客の方もアクティビティを楽しみにやってくるそうです。
スノーモビル体験(2人乗り)では、スタッフの方が運転するスノーモビルの後ろに乗って、実際のスノーモビルを体感できます。ラフティングやバナナボートとはまた違ったスピードを感じられますよ。運転してくださるスタッフのなかには、スノーモビルの大会に出場し入賞経験がある方もいて、熟練された安心安全の運転技術で思う存分楽しめます。
スノーモビルの一人乗り体験の場合は、競技場内でスノーモビル運転の講習を行った上で、スタッフの後を付いて走る形で実施するそうです。また、雪上を走るスノーサイクリング体験や、トイレ更衣室完備の休憩スペースでは軽食も販売されています。1日中居ても飽きないほど盛りだくさんのコンテンツが詰まったスノースポーツパーク青い森。雪国生まれの方も、そうでない方も、スノーアクティビティを心ゆくまで満喫できそうです。
旅人メモ:スノースポーツパーク青い森
【基本情報】
◆住所:青森市大字宮田字高瀬22-2(新青森県総合運動公園 補助陸上競技場)
◆TEL:017-737-0601
◆期間:毎年1月中旬~2月末頃まで
◆営業時間:10:00~15:30(平日は予約貸切営業、土日祝日は個人向け営業)
◆入場料:3歳以上おひとりさま300円(税込)
(スノースライダー、雪あそび広場、撮影広場使用料含む)
※アクティビティごとに料金が発生します。
◆詳細については公式ホームページをご確認ください。
大自然に囲まれたスキー場にある、奥入瀬スノーパーク
奥入瀬渓流温泉スキー場内にある「奥入瀬スノーパーク」は、奥入瀬渓流温泉スキー場の麓から見える第一ゲレンデをリフトで上った先にあります。まず麓にあるスキー場のチケット売り場でスノーパークの入場券を購入し、早速リフトへ。ちなみにスノーパーク入場券には、第一リフトの往復乗車料金が含まれています。
久しぶりのリフトにどきどきしながら、リフトで急斜面を上っていきます。全長635メートルもあるという第一リフトの右手には、斜面を滑り降りるスキーヤーやボーダーの方々の姿が小さく確認できました。地上よりも高所を移動するリフトからの景色は普段見ることがないため、リフトもひとつのアトラクションのように楽しめます。
リフトから降り立つと、黄色い建物のゲレンデハウスと、その奥に第二ゲレンデが見えます。奥入瀬渓流温泉スキー場は、山頂に近い第二ゲレンデの方が緩やかな傾斜で、リフトで上ってきた第一ゲレンデが中級者向けとなっているそうです。奥入瀬スノーパークではスノーチューブ、ボートクルージング、スノースクートの3種類のアクティビティが楽しめます。
早速アクティビティを体験してみました。最初に乗ってみたスノーチューブは、ゴム製のチューブに座って特設のそりコースを滑り降りるというもの。スタッフの方が後ろから押してスピードを調節してくれるので、マックススピードで押してもらったり2人並んで滑ってみたりと何度でも楽しめます。そりなどの雪あそびグッズも貸し出ししているので、チューブに乗れない小さなお子さん連れでも大丈夫です。
ボートクルージングでは、スノーパークエリアから飛び出し、森の中の特設コースをボートに乗って巡ります。天気のいい日には八甲田の峰々が望める、最高のクルージングです!針葉樹の間をくぐり抜けたり、誰も踏み入れていない大雪原を横目に進んだり、次々と移り変わる景色を五感で体感できました。どこへ行くんだろうというワクワク感もあり、おすすめです。
スノーエスカレーターエリアでは、「スノースクート」という自転車とスノーボードをミックスさせたような新感覚の乗り物が体験できます。スノースクートは年齢性別問わず、スポーツが苦手な方でも、スキーやスノーボードよりも簡単に乗ることができるのが特長です。
最近ではBMXなどの二輪スポーツ選手やスノーボーダーからの人気が高く、楽しまれているそうですよ。
そんなスノースクートを体験試乗できるのは、青森県内では奥入瀬スノーパークだけなんです。
スタッフの方に曲がり方や止まり方など乗り方をレクチャーしていただき、早速スノーエスカレーターに乗って斜面から降りてみました。
ちょっとした体重のかけ方や姿勢によってスピードが出たりカーブできたりと、初めてでも数回乗るとコツをつかめるような感覚がありました。スピードが出過ぎたら足を地面に着ければいいですし、操作性も抜群。ウィンタースポーツが好きな人は特にハマりそうです。
いろいろと体験していたらあっという間に時間が過ぎていました。スノーパークからの帰りもリフトに乗って麓へ降りましたが、下りのリフトは上り以上に傾斜が感じられ、まるで奥入瀬渓流温泉の街なかに飛び込んでいくような感覚でした。このリフト乗車も、奥入瀬スノーパークの魅力のひとつ。普段なかなかできない体験ができますよ。
旅人メモ:奥入瀬スノーパーク
【基本情報】
◆住所:十和田市大字法量字焼山64-122(奥入瀬渓流温泉スキー場内)
◆TEL:0176-74-2008
◆期間:毎年12月中旬~3月頃まで
◆営業時間:10:00~15:00(シーズン中は毎日営業)
◆入場料:お一人様2,000円(税込)※第1リフト上り、下り各1回の料金含む)
◆詳細については公式ホームページをご確認ください。
青森の冬はどこを見渡しても雪景色です。寒さを吹き飛ばす新感覚のスノーアクティビティは、冬旅をさらに面白く充実したものにしてくれます。家族みんなで、友人同士で、冬季限定の雪あそびを思いっきり楽しんでみてくださいね。