夏はアイスにかき氷!ひんやりスイーツで青森の涼を感じよう

年々暑さが増す青森の夏。心地よく楽しむために欠かせない、ひんやりスイーツをご紹介します。
クラフト&和カフェ 匠館のふわふわかき氷
「クラフト&和カフェ 匠館(たくみかん)」は、弘前公園に隣接する藤田記念庭園の敷地内にあります。藤田記念庭園を鑑賞するには入園料が必要ですが、匠館には無料で入ることができます。
庭園の門を入って右手にある匠館は、レンガ造りの倉庫のような外観の趣ある建物。カフェ内で津軽塗やこぎん刺しなど津軽に息づく伝統工芸品を展示販売しており、伝統工芸品と和のスイーツが両方楽しめる人気スポットです。
匠館では、2017年のオープン当初からかき氷を通年で提供しています。通年でのかき氷の提供は雪国の青森では珍しいため、かき氷好きのお客様が冬でも訪れるそう。
味は現在7種類で、月に一度のペースでメニューを入れ替え、青森県産のカシスや桃、嶽きみを使ったシロップなど、旬の食材を取り入れた期間限定の味を提供しています。果実シロップや黒蜜、練乳などはすべて匠館のお手製だそうですよ。
今回は夏限定の「夏いちごみるく氷」と「マンゴー杏仁みるく氷」をいただきました。
夏いちごみるく氷は、弘前市の岩木山の麓にある「いわきとそら農園」で栽培された夏いちごをシロップにしており、いちごの果肉もたっぷり。マンゴー杏仁みるく氷は、食べ進めるとたっぷりの杏仁豆腐が底に沈んでいて、濃厚なマンゴーソースと絡めると絶品です。
どちらもふわっふわの繊細な氷と練乳感が楽しめますよ。
旅人メモ:クラフト&和カフェ 匠館
藤田アイス店のカランカランアイス
青森県では、夏が近づくと宵宮などのお祭りやイベント会場にリヤカーのアイス屋さんがとまっているのをよく見かけます。これらは「カランカランアイス」「チリンチリンアイス」と呼ばれ、夏の風物詩として青森県民に親しまれています。
藤田アイス店は、そんな青森県民に愛されるカランカランアイスに欠かせないアイスを製造する、創業1973年の老舗アイス店です。
昔は行商スタイル(屋台販売)のアイス屋さんが50軒以上あったそうですが、今はその数も減っています。藤田アイス店では主に弘前公園の周辺で商売をしている行商アイス屋さんにアイスを卸しているほか、販売店では自宅用のアイスを販売しています。
弘前公園の東門前には、藤田アイス店が手掛ける「りんごシャーベット」を販売するアイス屋さんがいます。りんごの産地で観光客も多い弘前公園の周辺ではりんごシャーベットや昔なつかしのバナナ風味のシャーベットアイスを販売するアイス屋さんが多いそうです。
東門前で販売しているりんごシャーベットは、フリーズドライにした紅玉の皮が混ざっていて、程よい酸味で甘すぎずさっぱりと食べやすいですよ。乳製品が入っていない氷菓なので、軽やかでいくつでも食べられそうです。
また、弘前市のアイスメーカーさんが売り始めたという「ジャンボアイス」は青森ならでは。「ジャンボアイス」はカランカランアイスを自宅でも楽しめるよう、袋に詰めた状態でアイスを販売しています。
藤田アイス店の定番ジャンボアイスは、さわやかなバナナ風味のアイスで、お好みの固さに解凍して食べるのがおすすめ。市販のコーンに乗せたり、牛乳やコーラに浮かべてフロート風にしても美味しく食べられます。
ジャンボアイスはこのほかに、イチゴやりんご、ブルーハワイ、メロン味もあり、遠方からも昔ながらのカランカランアイスの味を求めて藤田アイス店を訪れるそうですよ。
旅人メモ:藤田アイス店
今回は弘前市にあるひんやりスイーツをご紹介しました。
この2店舗以外にも、青森県内には夏に行きたいひんやりスイーツを提供するお店があります。見た目や味に個性があって違いを楽しめますので、ぜひかき氷や昔なつかしのアイス店を巡ってみてくださいね。