Amazing AOMORI

標高740ｍの「階上岳」。 東日本大震災後、復興のシンボルとして階上海岸とともに三陸復興国立公園に指定されました。なだらかな山の形が、牛が寝そべっているように見えることから、「臥牛山（がぎゅうざん）」の愛称で地元の人から親しまれています。

山頂からの眺めは素晴らしく、陸中から下北までの海岸線や、八戸市街、岩手の山並みの眺望は壮大。太平洋から昇る朝日や八甲田連峰に沈む夕日など、美しい自然を満喫することができます。

豊かな自然の息吹に満ちた階上岳は、山つつじ、山菜、野鳥の宝庫でもあります。5月上旬～6月中旬には、大開平（8合目）に天然のつつじが満開となり、あたり一面が美しいつつじに包まれます。その風景はまるでつつじの赤い絨毯のようです。一帯のつつじは約2万本もあるといわれています。

登山ルートは、町の中央部フォレストピア階上を起点とする登山口からのコースと、観音堂のある寺下からのコース、町の西部からのコース。大開平から山頂までは、ゆるやかな散策路が整備され30分ほどで頂上まで登ることができます。また、7合目付近にはキャンプ場や展望台もあるので、幅広い年代の人が楽しめる場所となっています。

夏はもちろんのこと、冬のハイキングも楽しめるため、四季を通じてたくさんの登山者が訪れる階上岳。8合目の大開平までは乗用車で上ることが可能なので、気軽に大パノラマが広がる美しい風景を楽しんでみて下さい。