前回のブログでもチラッとお見せしましたが、7月26日に行なわれた県庁ねぶた実行委員会のねぶたの台上げの様子をご紹介します!

ねぶた関係者の間では、台上げの数日前から「雨降らねえといいなあ」という会話がよくかわされます。
なぜなら、ねぶたの台上げは雨だとできないから。
雨の中で台上げすると、せっかく苦労して完成させたねぶたが濡れて壊れちゃいますし(色も流れちゃう…)、本番のように大きなビニールをかけて台上げをすることも難しいので。
この日はというと、いいお天気で絶好の台上げ日和!
市役所さんのねぶたに続いて、県庁ねぶたの台上げが行われました。

ねぶたの下の木(すのこ)を見てもわかるとおり、ねぶたは分割して制作します。このねぶたは、全体を3分割していて、向かって右が前の部分、左手前が送り右側、左奥が送り左側。

ねぶたをぐるりと取り囲んでスタンバイ。
見学の園児たちからは「さん、にー、いち、よいしょー!」とかわいい掛け声がかかります。

みんなでタイミングを合わせて持ち上げます。結構重そうです。頑張れー。


ねぶたは、台車のサイズに合わせて作っているので、台車のヘリと、ねぶたのすのこのへりがぴったり合うように、微調整を行います。
「アスパム側に2センチ出して!」とか、「海側に・・・」などの指示が飛びます。
ちなみに、「アスパム側」ってどの方向かわかりますか?
正解は「西側」です。県庁ねぶたの小屋から見るとアスパムが西側にあるからです。逆(東側)は、「浅虫に・・・」と言います。ちょっと面白いですよね。

送りを乗せると見えなくなる部分ですが、ここも綺麗に作ってるんですね。




これで、本番の運行も安全安心です。

なかなかの人力作業でしたね。
この後、台車に提灯をつけたり、紅白の幕をつけたりといった飾り付けが行われました。
青森ねぶた祭は8月2日からですが、8月1日の前夜祭(ねぶたラッセランド)で一足早く、明かりの灯ったねぶたを見ることができます!
ゆっくり写真を撮ることもできるので、オススメですよ。
そして、本番、8月2日〜7日は、みんなで熱く盛り上がりましょう!
by はっしー
