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笹餅を作り続ける91歳のおばあちゃん、桑田ミサオさんのこしあん作りを見学しました!

笹餅を作り続ける91歳のおばあちゃん、桑田ミサオさんのこしあん作りを見学しました!

五所川原市金木町で笹餅を作り続ける91歳のおばあちゃん、桑田ミサオさん。先日、ミサオさんのこしあん作りを見学させていただくことができました。こしあんは笹餅にも使われるもので、このこしあんもミサオさんが手づくりしています。

まずは、煮た小豆に水を加えてふるいにかけ、皮を除きます。もちろん、この小豆もミサオさんが煮たものです。

ふるいに残った皮は、ミキサーにかけます。

ミキサーにかけた皮を、再びふるいにかけます。皮の部分も少しでも無駄にしないようにしたいのだそうです。

そうしてボウルに溜まった小豆の溶け込んだ水を、濾し袋に入れます。こしこ

濾し袋を水にさらし、水の中で揉みながらアクを抜きます。

水から上げた濾し袋は、しっかりと水を切ります。

このようにして、きめの細かい舌触りの良いこしあんになります。

文章で説明するとあっという間のようですが、何度もふるいにかけ、冷たい水にさらし、笹餅づくりに必要な分のこしあんを作るためには、この工程を何度も何度も繰り返すことになります。濾し袋の水切りは、ミサオさんが全体重をかけての大変な力仕事です。

そして、こしあんを笹餅に使うためには、さらに砂糖を混ぜ合わせる工程があります。

先ほどのこしあんを火にかけ、砂糖を混ぜ合わせたらひたすら木べらで混ぜ続けます。

砂糖が溶けきっても、まだまだ終わりません。焦げ付かないように、まんべんなく混ぜ続けます。

途中、少しだけ手伝わせていただいたのですが、固さが変化していくあんをまんべんなく混ぜるのが難しく、うまく混ぜられずにあんが手に跳ねると火傷しそうなほどものすごく熱いので、とても大変な作業です。

混ぜ続けること40~50分。このようにすっかり色が変わって照りが出てきます。木べらで混ぜた時に底が見える固さになったらようやく完成です。

こしあん作りが始まってから、ほとんど立ちっぱなしで作業しているミサオさんの姿に、1個の笹餅ができあがるまでの労力の大きさと、90歳を超えているおばあちゃんの元気さを、改めて実感することができました。

小豆の煮方や、こしあんの作り方、笹餅の作り方などの詳細は、桑田ミサオさんの著書「おかげさまで、注文の多い笹餅屋です」に記されていますので、そちらもご覧ください。

byだーくほーす

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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