JR五能線木造駅を降りてすぐのところにある神武食堂。いわゆる津軽百年食堂の一つで、名物メニューは担々麺。昼時に店をのぞくとたいていはほとんど満席の状態で、地域での人気が伺えます。
神武食堂の現在のご主人、四代目・神祥仁さんは若い頃に東京で本格的な中華修行をしており、そのせいもあってか、神武食堂の担々麺はとても美味!個人的には東京の名だたる名店にも負けていないと思っています。
そして、最近、担々麺と並ぶほどの人気で評判なのがチャーシュー丼。ふわんとした卵焼きの上に、濃い目の味付けがされた角切りのチャーシューが乗っかった男性垂涎の丼です。もともとはラーメン用のチャーシュウの切れ端を上手に使えないかと始めた裏メニューでしたが、人気を博して表メニューとなり、今ではチャーシュー丼の注文が多くてチャーシュウが足りないくらいなんだそうです。
※画像はチャーシュー丼ハーフサイズ
そして、ご主人に、実は隠れてけっこう人気のメニューはなんですか?と聞いたところ、返ってきた答えがこちら。
レバニラ炒め〜。
よくあるレバニラ炒めに比べてレバーをカリッと上げているのが特徴で、クセがなく、少しくらいレバーが苦手な人でも美味しく食べられます。ご主人が高校生の頃、八戸で初めて食べたレバニラが忘れられず、自分なりに研究して作り上げたそうです。特筆すべきはその量で、深めのお皿にこんもり盛られたその量は普通の1.5倍から2倍。ただ、野菜たっぷりなのでけっこう食べ切れてしまう不思議なレバニラでした。
大正13年に創業した神武食堂は今年で93歳。あと7年で真の百年食堂になります。100年目の記念日にはみんなでお祝いしたいねー、なんてことをご主人は話されていました。その日が今から待ち遠しです。
by yoshihito
