今月31日をもって惜しまれながら閉店することになった青森市新町の「栄作堂」。先日は栄作堂のとってもおいしそうなパンをご紹介しましたが、今日ご紹介するのはケーキです。
昭和6年の開店当初から喫茶室を備えたハイカラな店舗を構え、当時は青森唯一のパン店として新聞広告も掲載していました。昭和10年の広告には「パン洋菓子製造販売」あることから、洋菓子にも当時からの永い歴史があります。
栄作堂の名物ケーキといえば、やっぱりたぬきケーキ「ぽんぽこ」と洋酒の香る大人の味「サバラン」じゃないでしょうか。ということで、早速買ってきました。

たぬきケーキ「ぽんぽこ」はどこか懐かしさを感じさせてくれる見た目です。そして、ついつい笑顔になってしまいそうなほどのかわいらしさ。
昔ながらの濃厚な甘みとコクのあるバタークリームは、たっぷりとスポンジにサンドされていて、コーティングしているチョコレートとの相性もバッチリです。そして、このケーキがケースの中でたくさん整列している様子にも注目です。言葉では言い表わせないかわいらしさでしたので、お店に行った際にはぜひご覧ください。
こちらの「サバラン」も昔ながらの洋菓子店にあるイメージの懐かしいケーキですね。

たっぷりと生地に浸み込んだ甘いシロップからは、ちょっと大人な洋酒の香りがします。そしてサンドされたバタークリームを一緒に口に入れると、そのコクのある甘さがとってもよく合います。

この懐かしい味を求めて足を運ぶ方も多いのではないでしょうか。見た目にも、そして味わいでも懐かしさを感じさせてくれるケーキを、ぜひお召し上がりください。
byだーくほーす
