みなさん、一番最近「喫茶店のナポリタン」を食べたのっていつですか?ある晩ふと思い立って数えてみたら、私は16年前でした。私の中で喫茶店のナポリタンといったら、「花時計」のナポリタンです。
店内は30席。カウンターとテーブル席があるのですが、私が訪問した日はお昼時ともあって満席でした!高校生~60代まで幅広い方がランチを楽しんでおり、お一人様と家族連れ・グループが入り混じっていました。
このお店の特徴は①テーブル席が懐かしいこと②店内喫煙可ということです。店内で使われているテーブルは全部「花札のゲーム機」なんです。懐かしいですよね。いまでも現役のようです。そして、店内喫煙可のお店も最近は少なくなりましたよね。愛煙家の方には嬉しいのではないでしょうか。
花時計のメニューは、とにかく満腹サイズ!ナポリタンはお皿の大きさもさることながら、高さが1.5~2cmくらいあり、麺を2束ぐらい使っているのではないかしら?という量です。また、ピラフですとお茶碗4杯分くらいの量ではないかしら…?と思うくらいの盛りっぷりです。(ナポリタンで満腹になってしまったので、ピラフの写真は撮れませんでした。気になる方は、ぜひご自身の目とお腹で確かめてみてください。)
花時計のナポリタンは、ケチャップ酸味がきいているけれど不思議とコクがあって、ちょっと不思議な味です。大盛りの麺と格闘しながら、家で再現しようとしてもなかなかうまくいかない、と母がぼやいていたのを思い出しました。
底の深いマグカップに入った塩分控えめのわかめスープも、粉チーズではなくタバスコだけが添えられて出て来るのも、16年前と変わっていません。厨房から聞こえる炒める音やアラームのピピピという音や食器の音、密かに響く花札のゲーム機のボタンの音が相まって、とってもノスタルジックな気分になれる喫茶店です。
ぜひ一度、お腹が空いているときにどうぞ。
(霜月)
