10月に、東京で「黒石焼きそば」を食べられるお店をご紹介しました。
12月になり、カップ麺の「つゆ焼そば」も発売されたのですが、
カップ麺じゃない「つゆ焼きそば」が食べられたらいいなと思っていたら、
東京で「つゆ焼きそば」が食べられるお店ができましたよ。
『津軽らぁめん ねぷた屋トミちゃん』
都営新宿線篠崎駅のそばにあるラーメン屋さんです。

店主の須藤満仲さんは、黒石市中郷出身。彼は、本物を知る男でした。
なんと、つゆ焼きそばが生まれた店といわれる「美満寿(みます)」に
通っていたのだそうです。
当時の美満寿は、不良のたまり場だったそうで、不良だった(?笑)須藤さんも
美満寿に行っては、いつも、つゆ焼きそばを食べていたそうです。
普通の焼きそばもあったんでしょう?と聞くと、「不良は、つゆ焼きそば」と
決まっていたのだとか(苦笑)。

須藤さんの作る「つゆ焼きそば」は、昔食べたとおりという
玉ねぎともやしが入ったもので、お肉は入っていません。上には、天かすと長ネギです。
麺は、黒石の三福製麺のものですが、ソースは須藤さんのオリジナル。
スープは、お店の看板、津軽らぁめん用の鶏と煮干しベースのスープです。
須藤さんは、上京してから、会社勤めをしながら
「40才までに自分でラーメン屋をやりたい」という夢を実現させるために、
夜間学校に通って調理師免許を取ったり、ラーメンの試作をしたりと苦労を重ねて、
今のお店のある篠崎の隣の駅「瑞江」に最初のお店「青森しなそば トミちゃん」を
開きました。
3年前に篠崎に移り、「津軽らぁめん ねぷた屋トミちゃん」の看板で営業しています。
店内には、須藤さんが書いた(!)ねぷた絵がたくさん飾られ、
カウンターにもねぷたの写真が入れてあったりと、故郷黒石を愛する須藤さんの心意気が伺えます。

お店の看板、津軽らぁめんも、鶏と煮干しベースのスープがうれしいし、
「つゆ」が入っていない黒石焼きそばも、もちろんあります。
おつまみメニューには、「津軽漬」もありました(笑)。
カップじゃない「つゆ焼きそば」が食べてみたいという皆さま、
ぜひ行ってみてくださいね。
byひろぽん

