八戸漁港 陸奥湊 「やま文」

八戸漁港 陸奥湊 「やま文」

JR八戸線陸奥湊駅。

また朝といっても深夜のような早い時間。
明かりが必要な時間からたくさんの人たちが荷物を運び、自動車を操る。
そんな活気のある駅前には、たくさんの仲卸店や小売市場が軒を連ね、ここから八戸の魚が各地へ流通されていきます。

まだ20代の頃のワタシ、当時コチラの近くに数年勤めていました。

出勤時間の頃の陸奥湊駅前は、朝の一仕事を終えたようなちょっと和みもあるような雰囲気。
店内を清掃しているところもあれば、荷物を積んでいるようなところもある、そんな時間。
そして帰りの時間は、まだそこかしこで串に刺された魚が炭火で焼かれて、あちこちで煙が立ち、またその匂いにつられて、ついつい購入することもしばしば。
家に帰ると、炭火の魚はパリッとしていてしかもホクホク。炭のあの香りが移り風味までもよし。

そんなワタシのあの頃からのランチといえば、「やま文」。

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懐かしくって、先日ランチに。
数年前に改装されたと伺いましたが、ホントすてきな店内。
たくさんのお客様がいらっしゃってました。

「八戸で獲れた新鮮な魚」や「ニジマスの洗い」、そして「すいとん」が特別印象のあるお店ですが、当時からワタシはというと、行けば毎回「支那そば」。

澄んだスープに煮干しのかすかな香りと昆布を思わせるうまみ。
それでいてコクを感じさせるスープ。
シンプルに見えていて、何度食べても全く飽きの来ない味。

お店が改装されて、メニューも当時に比べて種類が増えていて、「あの時のままかなぁ」なんて思いながら、注文をし、待ちます。

・・・きました。

八戸漁港 陸奥湊 「やま文」

改装したのでもちろん什器も変わっていますが、中味はあの雰囲気そのまま。

一口スープ。
Oh~グッド。

ワタシの中には醤油、醤油していない、塩醤油味のような色の薄いイメージがこの支那そばにありましたが、思っていたよりもちょっとだけ濃いめ。でもこれOKです。
あの頃の自分を思い出してしまう、そんなちょっとセンチなランチ(笑)

メニューにはもちろんニジマスで取られた品のいいおだしの「すいとん」も健在でした。

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↑写真は数年前に撮影したものです。

懐かしさと一緒に思い出すことも食べ物の味をグンと引き立ててくれるよう。
たぶんこんなにおいしそうなセットメニューがあっても、次もまた支那そばなんだろうな。

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byなおき

やま文

場所八戸市湊町大沢28
TEL0178-33-0916

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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