七戸町の"地産地消"な喫茶店

七戸町の"地産地消"な喫茶店

何となく通り過ぎることの多い七戸町ですが、
立ち寄ってみるといろんな魅力に遭遇するものです。

国道4号線から国道394号線の曲がり角にある”らあく”という喫茶店もその一つ。
外見は何の変哲もない喫茶店で、
事実、昨年まではごく普通の喫茶店でしたが、
昨年暮れにオーナーの長男・西野竜介さんがシェフとなってから、
少しずつですがメニューが変化していきました。

七戸町の"地産地消"な喫茶店

西野さんはもともと普通のサラリーマンでしたが、
自分を表現できる店を持ちたいと思うようになり、
父親が経営していた喫茶店を継ぐことを心に決め、
調理師学校に通い、卒業後は東京の幾つかの店で修行をし、
昨年、七戸の町に戻り”らあく”のシェフとなりました。

彼が一番に心がけたのは地産地消。
定休日には県内を自分で回り、さまざまな食材を勉強してきます。
そして、自分が使いたいと思う食材を調達し、
店のメニューに組み入れるようにしています。
地産地消メニューのメインとなるとのはパスタ類で、
大西ハーブ園のハーブや、今別産の猪、海峡サーモンなどなど、
青森県を代表する食材がふんだんに使われています。

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この日は、良いホヤが手に入ったときだけメニューに載せているという
「県産ホヤとインゲンのトマトソース タリアテッレ」なるものをいただきましたが、
ホヤ特有のあの苦みを上手にコクと甘さに変換していて美味しいのです。
ホヤと言えば生で食べることが多いわけですが、
こういう食べ方も「あり」なんですね。

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また、せっかくですのでもう一品、
「七戸町「金子ファーム」さんの牛スネ肉の煮込みソース ガルガネッリ」も。
オーブンで焼き上げてから、時間をかけて煮込んだスネ肉は、
ほろほろと柔らかく、肉の味もしっかりしていて良い美味しさでした。
他にも横浜町菜の花トラストの純横浜町産菜種油を使ったパンがあったり、
ランチメニューのフライにも近海産の黒メバルが使われるなど、
西野さんのこだわりはかなりのものです。

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元々は普通の喫茶店ですので、当然喫茶店メニューもありますが、
地産地消メニューについては化学調味料は使わず、
パスタなどもできるだけ手作りにするなどのこだわりを見せています。
西野さん自身、さまざまな部分で悩みながらも、
地産地消にこだわっていきたいと考えており、
これからの活躍に期待しつつ、また行ってみたいと思わせるお店でした。

by YOSHIHITO

※お昼はランチ対応でパスタメニューも限定になるようです。

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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