正月料理

正月料理

2007年が本格的に始動し、
うっすらと雪化粧をはじめた街に青森の冬らしさを感じています。
自分の年末年始を振り返ってみると、
今年もあまり代わり映えすることなく、
日々だらだらと過ごしていたわけですが、
ふと感じたのは、
一昔前までは正月のテレビ番組には正月らしさがありましたが、
最近は普段の特番とそれほど違がないこと。
正月番組がさほど面白かったわけでもありませんが、
正月っぽさが良かったので少し残念です。

大事にしたいものと言えば正月料理。
最近はおせち料理やオードブルが売られていて、
それを利用される方も多いようですが、
どんな豪華な料理が並ぼうとも、
私の正月に欠かせないものは”たらの子和え”。
今となってはいつでも食べることができるものではありますが、
子どもの頃、母親が正月用の料理を一品ずつ作り上げるごとに
横でそれをつまみ食いしていた頃からの好物です。

母親が他界してからは姉が正月料理を作っていますが、
当然、母親の域に達するわけもなく、
“たらの子和え”のにんじんが太かったり、
“なます”と”煮豆”はなかったり、
“煮しめ”にたらが入っていなかったりするわけですが、
それでもやはりそこには自分の家の味があり、
今もそれを食べることができることを喜んでいます。

また、正月料理の刺身と言えば”たらの昆布締め”と思いきや、
ひらめの昆布締めが出てきたのには少し笑いましたが、
「締めすぎじゃない?」と思うくらい昆布の味がしみたひらめなどを食べながら、
思いっきり好きな酒を楽しんだ正月でした。

正月料理

by YOSHIHITO

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