小さなりんご

小さなりんご

天候のよくない日が続くようになり、
灰色の空に冬の到来を感じるようになったこのごろですが、
冬を間近に控えたこの時期は、
青森りんごのメイン「ふじ」の収穫時期でもあります。

私の友人の一人が、
去年からりんごの木1本を知人から借り受け、
その世話をしているのですが、
このりんごかなり良い。
何が良いのかというと、
彼が作るりんごはかなり小さい!
最近のりんごは美しく大きく作られ、
とても立派なものが多く、
一人暮らしの私には、
あの大きなりんごを1個食べるのは結構きつい。
そんな時に出会ったのがこの小さなりんご。
名付けて「義人さんの小玉りんご」
食後に食べるのにちょうど良い食べきりサイズ。
お年寄りから子どもまで、
まるまる1個食べ切れてしまうすぐれものです。

夏のまだ暑かった頃、
その友人は残念そうな顔で、
今年は少し大きめに育てた。
去年のような小さなりんごはできない。
ごめん。
と言っていたのですが、
出来上がりは見事に小さい!
これはもう才能です。

家族形態が変わり、世帯の人数は少なくなり、
生活形態が変わり、りんご以外にも食べるものがたくさんあり、
以前ほどたくさんの量は食べなくなったりんご。
1回で食べきることができるサイズはとても重要で、
こういうニーズは決して少なくはないと思います。
りんご産業も多様化しているニーズに対応する必要がありそうです。
そう思いません?

小さなりんご

by YOSHIHITO

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