奥入瀬の奥

奥入瀬の奥

秋の奥入瀬渓流は派手です。
黄色や赤など多彩な紅葉が織りなす景色は、
絵画のように見て楽しむことができます。

奥入瀬渓流にはたくさんの見所があり、
三乱の流れ、阿修羅の流れ、銚子大滝などが有名かもしれませんが、
先日、仕事で行った「双竜の滝」も素晴らしいものでした。

※以下、ガイドさん無しだと無理なコースです。

阿修羅の流れをもう少し十和田湖の方に進むと、
落差25mの2段落ち・雲井の滝があります。
雲井の滝は道路から約50mほど入ったところにありますが、
滝手前の山道が「双竜の滝」に向かうコースです。

非アウトドア派の私は、
仕事とは言えトレッキングは非常に苦手です。
案内してくれたガイドさんは、簡単に登り始めますが、
非アウトドア派の私は行くべきか、とどまるべきか考えた結果、
やはり行かないわけにいかないので付いていくことに。

最初は普通の獣道でしたが、徐々に道幅も狭くなり、
足を滑らした大問題になりそうな斜面の上などを15分ほど歩いていくと、
それまでは後方から聞こえていた雲井の滝の音が徐々に小さくなり、
前方から新たな滝の音が近づいてきました。
そして間もなく「双竜の滝」に辿り着くことができたわけです。

奥入瀬の奥

双竜の滝は、一説にはもともと一つの滝が
地殻変動で雲井の滝と双竜の滝に分かれたとも言われている滝で、
縦長の岩の層と溶岩のような岩の層がドーム状の空間を作っています。
その空間には霧状の水しぶきが立ちこめ、周りの草木には細かい水滴が付着。
マイナスイオンが立ちこめているであろうその場所では、
非アウトドア派の私であっても嫌でも癒されてしまう、そんなところでした。

機会があれば是非体験してみてください。YOSHIHITO

※ガイドについては、
(財)自然公園財団十和田支部(TEL.0176-75-2368)に相談してみてください。

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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